ももはな日記 ~南フランスでの子育て~

ボンジュール☆
ますますオテンバ娘に成長。
日本から遠く離れたここ南フランスで子育てをしています♪

トキソプラズマと我が家のペット

2011年02月04日 | 妊娠初期(1~15週目)
我が家には、ペットがいます。

夫は、動物好きで、犬が1匹。
あと、私が飼いたいと言って、金魚が2匹。

そして、夫の両親は亀を…。
なんと、家の庭に亀が100匹も!!!
100匹の内、80匹は亀専用の柵囲いの中に住んでいて、あとの20匹は、表の庭に暮らしてます。

この亀は、天然記念物に指定されている絶滅危機のある陸カメで、
夫が17歳の時、コルシカ島で1人旅・キャンプ生活をした時、亀2匹(オスとメス)を見つけ、
お土産に持って帰ったものです。

そのカップル亀が、交尾をして、卵を産み、その赤ちゃん亀が大きくなって、次の世代…次の世代と、
見事に繁栄に大成功!

問題なのは、私が、爬虫類や両生類をペットにするのが嫌いだということ。
それに、今、妊娠中なので、土やペットを触ったら、必ず、キレイに手を洗って置かないと、
身体の中にバクテリアが入ると、面倒な事になるので、気をつけています。

猫、犬、鳥などに寄生する原虫が糞を介して人間に感染する病気「トキソプラズマ」
感染すると、胎児に影響がある、厄介な病気です。
私は、免疫がなく、しかも、このトキソプラズマは、風疹のように、予防注射をして免疫を作って置く事ができず、
定期的に、この病気になっていないかどうか血液検査をしていく方法を取るしかないのです。

担当医から、トキソプラズマの免疫がないことに対する処置として、いろいろ注意事項がありました。
・生肉を食べない
・レストランで備え付けのサラダやトマトなど生ものを食べない
・牛乳やチーズなどの乳製品も、加工中に加熱してあるものを選んで食べる

私は、日本人なので、寿司が好きですが、生魚も食べない方がいいと言われました。

夫は、なんと!小学生の時、このトキソプラズマという病気にかかった事があり、免疫があるので、
亀だろうが猫だろうが、触っても全然OK。

彼は、「僕が妊娠したほうが安全かも…?」と、おかしな冗談を言ってました。


私は、小さい頃、庭にいたイモリやヤモリを自分の服のポケットに入れて、大切に可愛がっていたので、
母がそれを見て、びっくりして、「触ったらダメ!ポケットに入れて遊ばない!」と注意したものでした。

当時の私は、自然に爬虫類や両生類を触ったり観たり出来たのですが、
最近、TVで、「亀は病気をもっている。幼児や老人に感染したら、生死に係わる」というドキュメンタリーを観て以来、
ペットとして飼えないな…と思ったものです。

そして、
夫と知り合って、「ペットとして、亀を(100匹)飼っている」ということを知って、なんという因縁だろう…と感じました。

実際、
亀が家の庭をパトロール(徘徊)している姿を見て、やっぱり、可愛いという印象はなく、
こんなに増えて、どうするんだろう?といった疑問が浮かんだのでした。

もちろん、私は亀を触る事はできないし、近寄る事もできない。
愛犬だって、触ったら、手を洗うしかない。

大切なお腹の赤ちゃんを守るために、ママは注意して生活するしかないと思ったのでした。


春が来た・・・?

2011年02月02日 | 妊娠初期(1~15週目)
今朝、フランス政府の通達により、通っていた仏語学校から試験の合格通知が来ました。
とっても、嬉しくて、すぐに夫に伝えたかったのですが、携帯にかけても、つながらない…。
仕事が忙しいのかな?

でも、ジッとしていられない。
誰かに嬉しさを伝えたい…。
実家の母に、電話で報告。
その後、すぐに、夫から電話があったので、報告。

合格賞状を受け取って、肩の荷が1つ降りて、ホッとしました。


昨年、5月末から11月末までの6ヶ月間、毎週2日(月曜日と金曜日)隣町までバスに乗って、
ひたすら学校に通いました。
最初の頃は、フランス語自体が聞けなかったので、学校の先生が何を言っているのかさっぱりわからず、勉強にならなかったです。
1人でバスに乗ることもできなかったので、夫の父に学校までバイクで送ってもらっていました。
本当に学生に戻った気分で、朝から夕方まで、ビッシリ勉強。
身体が慣れるまで、かなり、しんどかったです。

11月上旬、新婚旅行から帰った頃、普通通りに通っていましたが、生理予定日を過ぎた辺りから、
なんだか、身体が重たく、ゆっくりとバスに乗ったり降りたり、学校まで歩いたりしないと、息切れがしてきました。
よく覚えているのは、学校が終わって、帰り、ラ・シオタ行きのバスに乗り遅れまいと、走った時の事。
まだ妊娠しているとは知らないはずなのに、やたら、お腹を気にしながら走って、心臓がバクバクした思い出があります。
きっと、お腹に赤ちゃんがいると分かってたら、走らなかっただろうに…。苦笑

学校には、続けて通いたいものの、夫も、実家の母も同意しません。

ラ・シオタ市内には、赤十字社が運営するボランティアのフランス語教室があり、昨年の4月、通った事がありますが、
やはり、政府管轄の学校に正式に通うと、「単位」が取れるので、こちらに通いたい。

いつか、また通える事を願いつつ、今は、ゆっくりとお腹の赤ちゃんを育てる事に集中したいと思います。



雪国からの脱出

2011年01月30日 | 妊娠初期(1~15週目)
今、実家は、何年ぶりかの大雪に被われています。
私の実家は日本海側にあるため、毎年、雪が降り、今年は、例年にないほどの大雪だそうです。

私は、以前、ヨーロッパのアイルランド共和国という小さな島国に、ケルト美術を勉強するため滞在していましたが、
この国も、雪は降らないものの冬は気温がマイナスになるくらい寒い国で、もう、絶対、寒い国には住みたくない…と思いました。

フランスも、地域によっては寒く雪が降ります。首都のパリも、いつもニュースで見る限り、雨が降り、雪が降ります。
私は、間違っても、「パリに住みたい」とは、一度も思ったことはありません。
どうして、日本人はパリにあこがれるのか?天気が良ければ、海がない内陸の都市でもいいかなぁ…と思いますが、
冬は、本当に、住みたくない都市です。

私は、夫と結婚する理由として、もちろん、彼自身に惹かれたこともあげられますが、なんといっても、ここ南フランスの
気候と風土が大きな決め手となりました。
冬でも、太陽が燦々と照って、とっても、心も身体もリラックスできます。

雪が降る地域で生まれ育った私は「お嫁に行く時は、雪国から脱出する」ことが、
自分で自分の人生を決める上で、大きなポイントでした。

母は、電話で「いい天気の時は、日にあたったら、お腹の赤ちゃんのためにも良い。」と言っていたので、
太陽が照っている時は、なるべく、家のバルコニーに出て、お茶をしたり、植木鉢の手入れをしたり…とポカポカの日にあたって、
リラックスするようにしてます。
決して、実家やアイルランドではできなかった「日向ぼっこ」を、ここ、南フランスでしながら妊娠生活を過ごしています。




私の住むプロバンス地方ラ・シオタは、こんなエメラルドグリーン色の地中海が広がっています。


レオナルド・ダビンチ絵画「受胎告知」

2011年01月25日 | 妊娠初期(1~15週目)
昨年の11月上旬、夫とイタリアのフェレンチェに新婚旅行へ行きました。

イタリアのフェレンチェにした理由は、夫の母方家系がトスカーナ地方出身だった事と、
私と夫が揃って、彫刻や絵画などの芸術が大好きな事があげられます。

私は、初めてのイタリア旅行で、ルネッサンス発祥のここフェレンチェにいけるなんで、思ってもいませんでした。
夫は、イタリア語が得意で、実際、イタリア語を使ってみたかったのか?
普段よりも積極的にフェレンチェ市民との会話を楽しんでいたようです。

フェレンチェは、都市全体がまるで美術館のような街で、どこに行っても、彫刻や古い教会建築などが
到るところにあり、本当にロマンチックでした。

目的の絵画を観る為、ホテルに着いてから、美術館入場予約をインターネットでして、旅行のスケジュール調整をしました。
世界で一番古い美術館の中に、どうしても観たかったお目当てのレオナルド・ダビンチ「受胎告知」がありました。
正真正銘の本物の絵画で、それを間近で鑑賞する事ができて、感激。
夢のようでした…☆

「受胎告知」とは、聖母マリアがまだイエス・キリストがお腹にいるとは知らない時の絵画で、
天使がマリアに「あなたのお腹の中には、男の子の赤ちゃんがいる」と告げる重要な聖書の場面。
マリアは、急に告げられて、びっくりしています。

私は、どの画家が描いた「受胎告知」の絵より、レオナルド・ダビンチが描いたこの「受胎告知」が、
どうしても、どうしても、観たかったのです。
フェレンチェの美術館に現存すると知って、絶対、鑑賞したい!と思っていました。

願いが叶って、本当に幸せでした。

のち、私にも聖母マリアと同じように天使が来たのか?!妊娠が発覚。
受精した期間が、ちょうどイタリアにいる時だったようで、これまた、びっくり。

この絵画を観たために、赤ちゃんを授かったのかなぁ…?





赤ちゃんの名前

2011年01月22日 | 妊娠初期(1~15週目)
少し気が早いようですが、夫と、生まれてくる赤ん坊の名前を考えています。

今の時勢、日本人でも欧米人のような名前を子どもにつけて、しかも、「漢字」で当て字だったりと…。
なんだか、フクザツ。
一生付いてまわるものなのに、人が普通に読めなかったり、書けなかったりしたら、元も子もない。
でも、
在り来たりな名前も、つまらない…。

夫は、
日本語「ひらがな」と「カタカナ」を他の生徒と一緒に勉強しているごく普通のイタリア系フランス人。
今まで、日本語に触れた事なんてないのに、自分の子どもが「漢字」の名前なんて、絶対無理。
私も、フランス語で子どもの名前を書くとき、アルファベットの綴りを間違えることはできない。


女の子の名前は、結婚する前から、2人で話して、「これにしよう!」と意見がピッタリ一致。

しかし、
男の子の名前は、あれやこれやと話しては、2人の意見が、全く一致しないので、悩んでいました。

今年始め、家で年末年始カウント・パーティをした際、
「出産が8月なら…」という近所の方の話のヒントから、やっと、「この名前にしよう」と、夫と決めました。

この私たちの赤ちゃんの名前については、国際結婚だから生じる問題でもあります。
日本人同士だと、同じ文化で、同じ言語を使って、同じ日本食を食べて、教育制度も同じ。
考え方もある程度、お互い理解し合うことができるのですが、
国際結婚だと、夫婦間の共通部分を見つけるのは、そう容易いものでもなく、
ましてや、育った文化が根底的に違うし、なんといっても、言語が違う。

私が発音できるイタリアやフランス語の名前をつけても、日本に住む実家の祖母が発音できなかったら、だめ。
いくら、日本語でステキな名前をつけても、夫が発音できなかったら、意味がない。

妊娠して、より一層、周りの人に支えられつつ自分は生きているんだ…と感じる今日この頃。
親はもちろんのこと、周りの人に覚えられやすく呼びやすい名前を、赤ん坊に与えたいと思っています。



「赤ちゃんの名前」の本。
男の子と女の子のページ分かれて、いろいろな名前がローマ字とひらがなで紹介されています。
”名前の呼びやすさ”や”意味”もそれぞれ詳しく説明されてて、夫はこの本を仕事場まで持って行ってました。