五高の資料整理顛末記 2000

十一月一日　水　雨
　台風二十号の余波という事で九州地区始め日本全国に大雨が降るそうだ。
昨日限りで展示も終わらなかったので，西川先生から明日又お願いしたいと依頼されたので行く事にしたが、本人は午前中はアルバイトの非常勤で午後一時に出て来るそうである。私もそれに合わせて出てくるとしていたので、今日は十時三十分過ぎから我が家を出発したが、大振りの雨であったので車の渋滞が酷く、五十分を要して大学へ到着した。

今日は開学記念日で講義は休みのため学生は来ていない筈であるが車が多く駐車も困難な状態であった。門のコイン出す人に尋ねてみたところ今日は雨のためかわからんが車が非常に多いという事であった。開室は十一時四十分、資料整理室の机の上などに昨日,一昨日の紙の切りくず等を散らしたままでありまた木下順二の「私と小泉先生」の載っている同窓会の会報等を探したので室内に紙の崩れが出たので掃除機を掛けたりですぐ一時なってしまった。西川先生は、県立大の英語の講師を案内していた。
「ハーンと熊本」とかの演劇が五日に市民会館で行なわれるそうでその主人公を演じる人だそうだ。彼等は昨日までに展示を完了した一八七五年当時のハーンが取材した新聞記事からハーンの心意気を読み取りたいそうで頑張って読んでいた。


今年の皇帝ダリア





二階がガタガタするので上がってみる人事課だといって東大の職員三人をを案内していた。各学部ともようまあ記念館を利用すること。もう少し管理の方にも各学部とも関心を持って貰いたいものだ。西川先生はキャプションの足りない分等を作りに帰ったが、・・・・その間に紙くずをビニール袋に入れたり、会報第八号の木下順二の作品が掲載されているものを探して展示したり,また管財から芳名帖二冊と筆ペンを持ってきたので二階から机を下ろして小泉八雲特別展示用の受付を作った。四時も過ぎても新聞の後の展示の様子がわからないので教育に行き本学に寄附があった分の新聞を持って来て私なりに展示しておいた。西川先生はすべて一人でこなしていらっしゃるので忙しいのは分かるが・・・・・・、雨は降るし五時も過ぎたので帰ることにしたが展示の仕方など私流にしておいたので修正してくれとカギ等は管財に頼めば開けてくれる言う事を西川先生には報告しておいた。明日も来てやれば喜ばれるかもしれないが自分の用事もあるのでもう来週の火曜日にしか出て来れないことを管財にも話しておいた。