明治２７年の傭人服務概則からその一

現在でも警察官、消防職員、自衛隊員、等は出勤の際には制服を着用していたがこの頃はこれさえあまり見かけなくなった。出勤時の制服の着用は自由になったのだろうか？
この第３条には出勤中は制服を着用すべしと言うことが明記されている。これだけでも百年かかってようやくに出勤時等に際しての制服の着用は自由になってきたのだろう。

俺は中学から殆ど電車通学であった。その時制服を着用にている人に目にかかると、ああ、あの人は警官かとか自衛隊とかと思った。これは宣伝の意味もあったのだろうか？制服を着用して職場に達すればそのままに仕事に従事することが出来ることがメリットであったのだろう。

私服での出勤して職場で制服の着用であれば服を着直す必要があるし職場に置いてもロッカーとか更衣室とかの設備も必要である。

このことは車社会になって着替え用の私服は車に入れておけば良いので制服着用で出勤する人はあまり見かけなくなったのかもしれない。
個人情報保護法が徹底してきたという証拠かもしれない。

その他のことでは第七条の職員等に対して敬意を表すと言うことが規定されているがこれなど差別の典型と言える規程ではあるまいか？

創建当時の第五高等中学校一覧を点検した現代の学校便覧と同じものである。五中では学校すべてが生徒のことを中心に回転しており生徒の教育についての規程は細やかに規定されている
職員名簿については教諭名簿と生徒名簿だけであり事務と思える人は書記一人が経常してあるのみである。傭人などと言う職種は別に管理していたのであろうか？