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(最近、似たようなフレーズを多用していますが)今日はものすごく久々に、ロイヤルハワイアンバンドの演奏を聞いてきました。毎週金曜の12時から、イオラニ宮殿の庭で無料コンサートを開催しているのですよね。
以前見た際はさほど印象に残らなかったのですが、今日はとてもとても楽しかった! 9月はリリウオカラニ女王の誕生月間ということもあり(9月2日生まれ)、リリウオカラニ作の曲やリリウオカラニに捧げられた歌もいくつか演奏されました。
さらに神話のプリンセスを謳った「ライエイカヴァイ」などハワイゆかりの曲も次々に。加えてジャズやクラシックなど、幅広いジャンルの曲を聞かせてくれました。
しかもフラダンサーも踊れば、ハワイのグラミー賞と呼ばれるナ・ホク・ハノハノ賞の受賞シンガー、スター・カラヒキさんも登場して…。無料なのに盛りだくさんで有難う! という内容でした~。
…思えば、今日、久々に見たロイヤルハワイアンバンドの演奏をこんなに楽しめたのは、いつかこちらで触れた19世紀のバンド指揮者、ヘンリー・バーガーの記事を読んでいたせいなのかもしれません。ヘンリー・バーガーといえばハワイ王国国歌(現ハワイ州歌)の「ハワイ・ポノイ」の作曲者。しかもリリウオカラニ女王作の「アロハ・オエ」を世に広めた人ですね。
(予算カットなど)ロイヤルハワイアンバンドにも紆余曲折があったことは確かですが、王室付きの軍楽隊がこうして今もホノルルで演奏を続けていることは、ある種の奇跡。ロイヤルハワイアンバンドを愛した歴代の君主もヘンリー・バーガーも、天国でさぞ喜んでいることでしょう、
やっぱりハワイは、アメリカであってアメリカでないのよね~とつくづく感じた、金曜の昼下がりでした。