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事件です! あのマウナロア火山がついに噴火しました~。1984年以来のことですから、ハワイでも大騒ぎとなっています。
…と、噴火は驚きのニュースではあったのですが、もう半年以上前から、その兆候は出ていたよう。たとえば6月には日に10回以上の地震、9月には日に100回以上の地震が記録されていました。
なのでハワイ火山国立公園は10月中旬からマウナロア周辺を閉鎖。ハワイ火山観測所は毎日、観測結果を発表するようになっていました(通常は週に一度)。火山学者なども「マウナロアは噴火する。時間の問題だ」と言っていたわけですが、それがついに起きたのですね! いや~、やっぱりこれは大事件です。
マウナロア火山が噴火したのは1984年が最後ですが、1950年くらいまでは5、6年おきに噴火していたのだそうで。しかも火山学者によれば、溶岩がノロノロと移動するキラウエア火山の噴火と違い、マウナロアの溶岩のスピードは結構速いそうなのですよ。
しかもマウナロアはハワイ島の真ん中近くに鎮座しているので、いったん溶岩が頂上から下り始めたら、ヒロ、コナの両サイドに溶岩が迫る可能性があるのです。1950年の噴火では、溶岩がコナ沿岸に到着するのに、3時間だったとか。それはかなり速い…。
まあ、当局もこの事態に備えていろいろなディスカッションをしてきた模様。「備えあれば憂いなし」ですが、しばらくはハワイ中がマウナロアを注視することになりそうです。またお知らせしますね。
ソーシャルメディアにも、たくさんの写真がUPされていますね。本当に大変なことに・・・。被害が大きく広がっていかないことを願います。
夜空を赤く染めるマウナロアの噴火、怖くもあり、美しくもあり。複雑な心境で、遠い日本から状況を見守っています。
なにせハワイ島の3分の1ほどを占める広大な火山ですから、溶岩を反映して空が燃えているようだと聞きました。
でも今のところ、ヴォグも発生していないようだし、当局は静観&楽観しているようですヨ。
人的被害が出ないように祈りましょう。