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あれ!? 王家の霊廟について書いていて、こちらの記事を下書きフォルダーから見つけました。2017年10月に書かれたものなのですが、この記事、投稿されていなかったのでしょうか? それとも、なぜか一度公開して、不表示にしてしまったのでしょうか?
…よくわかりませんが、ここに公開しますね。見覚えのある記事だったら、ごめんなさ~い!
このオブジェは一体なんでしょうか…?
ハイ、実はこれ、王家の霊廟内にあるカラカウア一族の墓所の鍵なのでございます。
カラカウア王朝の地下墓所への入口は、しっかり鉄の門によって閉ざされていまして。その奥に入るには、このドッシリとした鍵が必要なのです。その鍵を管理する、前カフ(管理者)が教えてくれました。鍵の重さは8ポンド(約3.6キロ)。(現在、人が住む)ハワイ主要8島を現しているそうです。
そして8ポンドの鍵を使って鉄の門を開けるには、左に8回、鍵を回さなければなりません。これもやはりハワイ8島を表し、8回、鍵を回すのだそうです。
カウアイ島より西にはさらに多くの無人島がありますが、古来、人が暮らす8島が、ハワイにとっては重い意味を持っているよう。ハワイでは「8」という数字が、何やらマジカルな印として使われているのでした。
ちなみに冒頭の鍵は、ローマ字のKが二つ、組み合わされています。これはカラカウア王の紋章とか。
知れば知るほどディープな、ハワイのお話でした。
すごい重厚な鍵ですね(なんと、8ポンド!)。こんなに貴重で珍しいものを、カフの方から見せていただけるなんて、すごく幸せな体験だと思います。
写真を見ていて、ふと思いました。”じゅん先生が書いたハワイの歴史小説が読みたいな!”って。
ぜひ独自の視点もまじえて、ハワイ王国激動の歴史を語ってみてください。絶対、面白い作品になると思います。
実は実は…この鍵を実際に持たせていただいたのですよ!
3キロ以上もある鍵。ずっしり重かったですし、その歴史的な重みにも心が震えました。
そんなことを物語に仕立てる…。いいですねえ~(軽く想像)。
作品と呼べるもの、いつか書いてみたいです~。