もりんの日々是迷い人

もりん。50代主婦。
×あり。子あり。
良い職場と幸せを探し求める日々。

あたたかい気持ちは廻る。

2020-04-01 08:43:00 | 日記
あたたかいメッセージをもらって
思い出した出来事があります。


昔。
長男が幼い頃。
20年以上前ですな(笑)
家族で遊園地に行きました。
離婚前の家族ね。

入り口でチケットを買おうとした
その時。

あのぅ……
と、見知らぬ女性から
声をかけられました。

良かったら
これ使って下さい。
余っているので。

差し出されたのは
その遊園地の割引券。

貧乏だった我が家には
それがどれだけ
ありがたかったことか!

私は。 
ただお礼を言うことしか出来なくて。

でも。とても嬉しかったことを
今でも覚えています。


さて現代(笑)

今のご主人と結婚して
まだ間もない頃。
那須のどうぶつ王国へ行った時。

その日。
ご主人は会社からもらった
どうぶつ王国の半額チケットを
2枚持っていました。

1枚で5人まで半額になる券です。

チケットを買う入り口で
ご主人が言いました。

チケット1枚で足りるから
もぅ1枚を誰かにあげよう
と。

その日は平日。
お客さんはほとんどいません。

それでも少し待って。
通った二組目くらいに
せっかく5人分割引になるからと
カップルは見送ったので(笑)

祖父母と夫婦、その子供?
と思われる
5人家族がやって来ました。

ご主人。近づいて。

この券。
良かったら使って下さい。と、渡しました。


元々見かけが穏やかなご主人だから
怪しまれることはないとは
思ったけれど

それでも男性がひとりでは
ちょっと怪しいかもと思って。

私はご主人の隣に寄り添って
私たちは夫婦で
怪しくはないですよ。
を演出した。

5人分のチケットが半額。

そのご家族は 
とても喜んで下さいました。


私は特に何もしてないけれど

そのご家族の嬉しそうな姿に
かつて受けたことのある善意と
自分を重ねていました。

そしてなにより。

そんな善意の行動が出来る
ご主人を
とても誇らしく
思えたのでした。


自分たちはチケットを持っている。
それだけて自分たちには
充分得はある。

誰かに分ける
義理も義務もない。

それでも。

誰かにもその得を
分けてあげたい。

そう思える心が
とても美しいと思えました。



人に嫌なことをされると
八つ当たりしたり
仕返ししたり
誰かに冷たくなってしまう。

けれど。

キラキラ輝く優しい気持ちに
触れると

嬉しくもあり
自分もそうなりたいと思う。


悪意は廻る

でも

善意も廻る

そういうものかもしれませんね






















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