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あゆむアプリ 進捗2

2019-02-22 22:41:00 | あゆむアプリ プロジェクト
前回の記事に記載しましたように、WindowsOSで動作する学習用アプリを作成します。

WindowsOSで動作するアプリは、下記の種類などがあります。(上の方が新しい)
UWP(Universal Windows Platform)
WPF(Windows Presentation Foundation)
WindowsForm

これまで自主製作してきた学習用アプリはUWPですが、今回はWPFで作成しようと思います。そのように判断した理由を以下に挙げます。

● その1:UWPの制約
UWPアプリでファイルの読み書きを行うには、基本的に、特定の場所(アプリケーションデータディレクトリ)にあるものにしかできません。その他の場所にあるファイルを取り扱いたい場合は、ファイル指定画面を通して、ユーザーに指定してもらう必要があります。他にも、他端末との通信やデータベース接続などの方法に制約があります。
これらは、UWPアプリがセキュアな仕組みであるメリットの裏返しでもありますが、Windowsの機能を有効に活用したアプリを作成するとなると、WPF等よりも難しくなります。

● その2:Windows 10 Mobile シェアの低迷
こちらに2018年12月におけるOS別モバイルのシェアに関する記事がありますが、Windows 10 Mobile のシェアは0.00%とされています。2019年12月10日に Windows 10 Mobile のサポートを終了する予定で、Microsoft社のホームページには、「ユーザーはサポートされている Android または iOS デバイスに移行することをお勧めします。」との記述もあります。
さらに、こちらの記事によると、UWPアプリはそれほど使われておらず、Microsoft社はメインアプリケーションをUWPから従来のデスクトップアプリに原点回帰する動きがあるようです。
UWPアプリは、Windows10が搭載されたデバイスならば、同じアプリをパソコンだけでなくモバイルなどでも使用できるメリットがあります。もし、現時点でパソコン以外のWindows10デバイスも普及していたならば、UWPで作成する価値はあると思いますが、このような現状のため、UWPである必要性があまり感じられないのが率直な感想です。

他にも、UWPに関する情報がそれほど多くないことと、現時点のWindows情勢を踏まえた上で、WPFを選択しました。





WPFとUWPはコードの書き方が似ており、一方を他方に焼き直す際は、完全に一から作り始める必要はありません。まずは、たたき台として、過去にUWPで自主製作した都道府県の学習アプリをWPFで作成していきます。

(前回記事)あゆむアプリ 進捗1
(次回記事)あゆむアプリ 進捗3

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