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感覚運動期の子の衝動にはかなわない

2024年04月17日 | 教育
言葉かけもよく分からない。
一歳半以下の認知発達と思われるの自閉症の子は
感覚運動の世界に生きています。
きらきらするもの、ゆらゆらするもの
落ちそうなもの、取れそうなもの、出っ張ったものなど、
触らずにはいられません。
その衝動は、いけないという気持ちよりも先に動いてしまい、
叱られる、怒られるという気持ちよりも先に動いてしまい、
ものすごく強いもので止められるものではありません。

周りにそのようなものを置かない、手の届くところに置かない、
ということがまず必要になります。

衝動的な、または自分に強い刺激を入れながら、よくない刺激を作り出しながら安定を自分で作っている状態です。
自分でその刺激を求めてしまい、衝動的に動くことで脳の安定を作っているので、動かすことが必要です。
よい刺激を外から入れてあげることが必要です。

歩いたり、階段の上り下りをしたりすることで
前庭感覚が動き、脳に栄養が行って安定がつくられます。
さすったり、圧迫したりすることで、
触覚や固有感覚が動かされ、安定がつくられます。
ブランコに載せて前後に大きくスイングして揺れたり、
トランポリンで上下に動いたり、
体全体に足の関節から力をぐっと入れていったり、背中や頭をさすったり、
関節や皮膚から刺激を入れていくことで、
良い感覚刺激が脳に送られ、それが安定の栄養となっていきます。

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