冬だとよく意識するが夏だとたまに忘れる暖気。これは神経質だからとかバイクを大事にしているからではなく、どうもギクシャクして調子が悪いからだ。エンジンはフューエルインジェクションになってからは暖気もせずにすぐ乗っている。ブン回さなければ暖めなくても大丈夫だ。問題はミッションでツーリングの中ごろにならないといい感じにならない時があり、どうしてそうなるのか考えた。正解かは解らないが、すぐ高速に乗るとギアの下の方をあまり使わないからではないかと思った。3台前のバイクは特に顕著で近距離の時はインターを降りても多少ギクシャクしていた。
で、家を出た時から高速に乗るまでは極力ギアをまんべんなく使うようにしたら問題が無くなったようだった。市街地はうるさいからエンジンをあまり回さないようにすぐにギアを上げていたが、こうした方がいい調子だ。
人間の身体の方も、冬だけでなく夏も、久しぶりに乗る時は1時間を目安におとなしく乗るようにしている。運転感覚と体調が年をとってくるとなかなか戻ってこない。首都高に乗ると早く感覚が戻ってくるような気がするが前半は少し落ち着いて運転した方がいいと思う。
あと高速で長時間同じ体勢をとっていると、いざという時に身体が動かない。数年前、寒い日のツーリング。高速で車がウインカーも付けずにこちらの車線に入ってきた。その時にブレーキに指はかけていたが寒くて固まっていて動作がわずかに遅れて焦った事がある。それ以来、ブレーキに掛ける指を1本、2本、4本とかけ替えて柔軟性を保つようにしている。すごく空いている時は指をかけない時間も作っている。
足の方はステップにつま先を乗せたり土ふまずを乗せたりして固まらないようにしている。よくつま先が下に向いていたり外側に開いている人がいるが、あまり恰好よくないので後ろにずらしてつま先を乗せる方がいいと思う。右足に関しては前輪ブレーキほどではないが車が多い時はブレーキペダルをすぐに踏めるようにしている。空いてきたら状況によって足を後方にずらしている。