Song of Angels study after W. Bouguereau (1825-1905) French
oil 150x100cm 2007
ポルトガル人の妻の出所である小さな村は毎年恒例のお祭りがあって、都会に出ている村民たちもこの祭りの間は村に帰ってきて教会にそれぞれが寄付をする習わしになっていた。そこで僕はこの絵を描いてそれを祭りの会場で競りにかけてそれで得たお金を教会に寄付しようと思い立った。ところが会場でこの絵を見た祭司がこれを売らずに直接教会に納めてほしいと言い出した。その教会はマリア様信仰の教会だったのでこの絵を壁に飾りたいと言うのだった。僕はこれは模写であって僕のサインも入っているので教会の壁には相応しくないといったのだけど彼らはそんな細かいことには忖度しないのだった。日本では考えられないことで、うれしいやら冷や汗を流すやらであった。