今年のセプテンバーセールでは、9月20日の第1日目に当場生産馬を2頭上場する予定になっています。
今回は、そのうちの1頭である№99アルレガーロの2021を紹介させていただきます。
本馬の牝系解説文についてはこちらをご参照ください。
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【9月7日現在】体高152cm 胸囲177cm 管囲19.0cm 馬体重439kg
現在は同じ町内の育成場である育成公社さんに預けて、セール当日に向けてセリ馴致をしていただいてます。
母アルレガーロは、これまで本馬のほかに父ローレルゲレイロの全きょうだいを2頭産んでいます。
全兄ハディア(現5歳)はJRAのダートで1勝、障害で1勝の計2勝を挙げています。
現在は休養から帰厩していて、鞍上のアドバイスもあり、障害から一度平場のダート戦に戻してみる予定で進めています。
また、1つ上の全姉セザンディーヴァは南関東に所属していて、2戦目のダート1200で2着馬に4馬身差を付けて勝ち上がっています。
父のローレルゲレイロは、当場生産馬として短距離G1を2勝してくれました。
種牡馬としては、ダートのリステッドを2勝している現役OP馬アイオライトや、準OP勝ちの実績があるアイライン、さらに地方重賞勝ち馬のシークロムなどを出しています。
ローレルゲレイロ自身の血統的特長の一つとして、Drone≒Halo≒Nijinsky≒Careless Notionによる相似クロスが挙げられます。
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上記で色分けした通り、これら4つの血脈はNearoやPharamond、さらにはBull Dog=Sir GallahadやMahmoudを持つ点で共通しています。
ローレルゲレイロが持つこの血統パターンを本馬の代でも生かすために、Drone≒Halo≒Nijinsky≒Careless NotionのうちHaloを4×4でクロスさせています。
また、ローレルゲレイロの代で一度プールされたNijinskyクロスを、本馬の代で再びクロスさせる配合にしました。
ローレルゲレイロの血統については、彼の3代母モガミポイントがアルレガーロの持つStorm Catの血と相似クロスを形成する関係にあります。
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それぞれの父系であるNijinskyとStorm Birdは、いずれもNorthern Dancer×Bull Page系牝馬の組み合わせです。
また、モガミポイントの母父ボールドラッドUSAとStorm Catの母父Secretariatは、いずれもBold Ruler×Princequillo牝馬という4分の3同血クロスを形成します。
母のアルレガーロに目を向けると、彼女自身はスペシャルウィーク産駒ですが、どちらかというと母系のスピードが勝ったようなしっかりとした馬体で、スペシャルウィークの伸びのある馬体とは少し異なります。
産駒の代になれば、もしかするとスペシャルウィークの体型を産駒に伝えるかと思いましたが、ここまでの産駒の出来を見ると、母アルレガーロより種牡馬の馬体の影響を受けている産駒が多い印象です。
本馬、そして全きょうだいのハディアやセザンディーヴァも、馬体的に父似の雰囲気があります。
そのアルレガーロの父スペシャルウィークですが、ローレルゲレイロの父キングヘイローと共通祖先を持つ関係です。
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いずれの血脈もHaloやNorthern Dancer、Buckpasserを持つ点で共通しています。
本馬の血統パターンは、多くの相似クロスを持った血統をしていて、それが競走馬として長所になると信じて何度も試してきた配合です。
現在のところ、全きょうだいのハディアはJRAで、セザンディーヴァは南関東で勝ち上がっているので、本馬も競走馬としてしっかりと勝ちあがってくれることを期待しています。
本馬に興味のある方は、当場HPからご連絡いただくか、当ブログに連絡先を添えてコメント欄にご記入下さるようお願いいたします。(表示はされません)
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