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母は昨年3月に家で転倒して大腿骨を骨折し、手術を受けたが歩けなくなり、老人ホームに入っていたところ、9月に乳がんの再発と肺転移が見つかり、抗がん剤の服用しか治療法がなく、副作用でひどい貧血になり、6月3日に亡くなった。2月末から新型コロナウイルスの影響で老人ホームが面会禁止になり、その間に母は衰弱が進んで、病院に1か月入院して輸血で少し回復したが、老人ホームに戻るとミキサー食も少ししか食べられなくなり、水分も摂れなくなって、誰も見ていない夜間に息を引き取った。回復の見込みのない場合の「看取り介護」という扱いで投薬はすべて中止、目薬もさしてもらえなかった。病院で点滴を刺して、酸素吸入をしながら最期を迎えるのもつらいだろうと思って、承諾サインをしたが、食事と排泄以外、何もしてもらえないのもかわいそうだった。母自身は治ると思って抗がん剤を飲んで頑張ると言ったが、途中でやめさせればよかった。面会禁止と言われても、様子を見るだけでも見せてもらえばよかった。声も出せなくなった時にはもっと頻繁に安否を確認してもらうよう頼めばよかった。最後の日には、もっと長い時間そばにいてやればよかった。思い返せば悔やまれる事ばかりだが、時間は戻らない。
7月13日は生きていれば母の92才の誕生日のはずだった。誕生日まで頑張ってと励ましたら、そのあとも頑張ると言っていたのに力尽きて逝ってしまった。治らないから覚悟してと教えたほうがよかったのか、もう会えないのが寂しい。
7月13日は生きていれば母の92才の誕生日のはずだった。誕生日まで頑張ってと励ましたら、そのあとも頑張ると言っていたのに力尽きて逝ってしまった。治らないから覚悟してと教えたほうがよかったのか、もう会えないのが寂しい。
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