安住財務相:日韓財務対話を延期…通貨交換拡大も白紙
毎日新聞 2012年08月17日 12時59分(最終更新 08月17日 13時56分)
安住淳財務相は17日の閣議後の記者会見で、25日に韓国・ソウルで予定していた「日韓財務対話」の延期を表明した。安住氏は、李明博(イ・ミョンバク)大統領の竹島上陸や天皇陛下に謝罪を求める発言について「日本の国民感情を逆なでするもの。この時期の訪問は適切ではないと韓国側に伝えた」と述べた。
10月末に期限を迎える日韓の通貨交換(スワップ)協定の拡大措置についても「延長するかを含め白紙だ」と、見直しを示唆した。協定は、金融市場が混乱した時、日韓でお金を融通するため、01年に始まった。韓国は自国通貨ウォンを、日本政府、日銀の保有する円、ドルと交換できる。昨年10月、交換枠を1年間、130億ドル(約1兆円)から700億ドルに増額することを決めていた。【工藤昭久】
http://mainichi.jp/select/news/20120817k0000e010179000c.html