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月子のティーハウス(絵本)を作成しております

微笑むお友だち

2024年10月09日 | 月子のティーハウス(番外編・エピソード)

ご訪問ありがとうございます

微笑む

今回は「月子のティーハウス・第2話」に登場する
まつざわたかしくんをご紹介させてください

彼は幼稚園・うめ組の同級生でした
思い返しますと、まつざわくんは自*症であったかと思います
また身体的な特徴もありました

彼のお話しを私は聞いたことがなく、先生方は気遣っておりました
しかしお弁当の時間は、まつざわくんと一緒です
いつもニコニコしてお弁当を食べておりました

幼稚園でお友達と会い、優しい先生と接することが
何より楽しかったのだと思います
そして祈るような気持ちで
ご両親は、彼を送り出したことでしょう…

やがて成人し社会人となり、私はお釈迦さまのエピソードに出会いました


拈華微笑(ねんげみしょう)
拈華微笑とは、華を拈/ひねり微笑むということです
言葉を使わずに、心から心へ伝える以心伝心の意味です

霊鷲山/りょうじゅせんにて、お釈迦さまは大切な教えを伝える時
言葉の代わりに蓮華/れんげをひねったそうです
(にっこり微笑んだ、とも聞いております)

すると弟子の1人、迦葉/かしょうが
この意味を理解し、微笑みを返したというエピソードです

この時、私は気がつきました
まつざわたかしくんの微笑みは、言葉では伝えることのできない
心からの想いだったのです

無邪気な子供を見るとき、人は微笑みます
大好きなペットを見るとき、人は微笑みます

幼稚園のお弁当の時間
この「微笑み」をみんなで共有したのだと思います

まつざわくんに大切な事を、私は教えてもらいました
こちらこそありがとう、まつざわたかしくん


(微笑む男の子)

ご一読ありがとうございました

 




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