旅の三日目
お天気もこの日は朝から雨雲が垂れこめ
今にも雨が降って来そうです。
柳川舟下り
どんこ舟に乗って堀割で柳川をめぐる旅。
水門やレンガ造りの並倉、なまこ壁、揺れる柳などを水の上から眺めながら、
のんびりと川下り、時代がタイムスリップしたかのような風情が素敵でした。
残念な事に小雨が降り出してきて、
ごらんの通り「てるてる坊主」の様なビーニールかっぱ」を着ての
舟下りでした
。
柳川の町を縦横無尽に張り巡らされた「掘割」、
そこに架から橋も数多く橋は渡るモノではなく潜るモノと言っていました
舟一艘がやっと通れる幅の小さな橋も、船頭さんの見事な棹捌きで、
すーっと吸い込まれるように橋の下に入っていきます
。
もちろん橋げたに頭がぶつかるので、皆さん一斉に頭を下げて
通ります。
橋を潜りながら歌を一曲
。
橋の下ではエコーが効いてそして、とても上手に聞こえますよ・・。
小雨も止んで青空も見え始めました
柳川に生まれ、柳川をこよなく愛した北原白秋。
白秋が柳川の風景や人々の暮らしを読んだ歌碑が、
川下りのコースのあちらこちらにに見られます
。
「色にして老木の柳うちしだる我が柳河の水の豊けさ」 白秋
少し季節が早いのでしょうね、やなぎにの新芽も出始め
さくらもまだのようです。
川面は穏やかで、短歌の一つも・・・・
寒さのせいで頭が凍りついてしまい出て来ませんでした
のんびりと船下りを楽しんだ後は
「御花」で昼食となりました
「ウナギのせいろ蒸し」ここでは有名です
せいろ蒸しになっているのでご飯はほかほか暖かく
寒かったので暖まりました
ご飯はタレが炊きこんであるので全体茶色くて
その上に「ウナギ」乗っています。
美味しかったですが私は関東の白いご飯
の方が好きかなぁ・・・。
御花
柳川藩主別邸として誕生した「御花」。
庭園「松濤園」や鹿鳴館建築の「西洋館」は格調高い優雅な建物です
松濤園
現在の「松濤園」は、
明治43年に十四代「立花寛治伯爵」によって整えられました。
柳川雛祭り さげもん
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柳川地方に古くから伝わる「さげもん」とは、
お雛様と一緒に、天井から部屋いっぱいにさげられる、
たくさんの色鮮やかな鞠や人形といった飾り付けです。
さげもんは紅白の輪に49個のマリや袋ものを交互に下げ、
中央に2個の大きなマリを下げて
合わせて51個の飾りを付けたと言われています。
自分の子が始終苦労(四十九)しないように
人生50年と言われた時代に少しでも長生きしてもらいたいという
親の気持ちを込め51個の飾りになったそうです。
旧暦のお雛様を祝うそうでとっても綺麗なものでした
西洋館
立花家の家紋です
明治43年に立花家の迎賓館として建てられ、
鹿鳴館様式の流れをくむ伝統ある建物でした。
館内を一巡りしてきました
もう少し暖かい季節に来たかったですね
・・・・つづく