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スターフォックスの一ファンのブログ

H・G・ウェルズ『モロー博士の島』

2009年07月02日 16時43分51秒 | SF星間飛行
 「わしは仕事にかかりたくてうずうずしておるんだ――この新しい素材でね」白髪の男はそういうと、囲いのほうに顎をしゃくった。その目がギラギラしている。
 (創元SF文庫『モロー博士の島』より)


 ちょいとSF小説の話しますよ。
 スタフォとは関係ないような、あるような。

 『タイムマシン』や『透明人間』、そして『宇宙戦争』などなどのSFを書いたことで有名なH・G・ウェルズ。この『モロー博士の島』もウェルズの作品です。何回も映画化されてます。(見たことないけど……)

 タイトルにもある「モロー博士」、彼はイギリスの高名な生理学者であり、その名声は学会中に轟いていた。ところが彼の研究室にもぐりこんだジャーナリストが、彼の行っていた忌まわしい研究を暴露してしまう。生きながらに皮をはがれ、体の一部を切断された犬が、博士の研究室から発見される。
 モロー博士は世間から非難を浴び、国外追放される。
 博士は絶海の孤島に研究室を設け、人知れず奇怪な生物を生み出す研究を続けた――。

 どうです? スタフォ好きなら誰かを思い出しませんか?
 モロー博士をDr.アンドルフ、博士の島を惑星ベノムと考えれば見事に符合しませんかね。さらに生物に改造をほどこす技術に長けている、という点も共通する。
 有名な小説だし、『スターフォックス64』のストーリーにも影響を与えた可能性はあるんじゃないか、と思います。

 孤島で研究を続けるDr.モロー。彼のその後を知りたければ、『モロー博士の島』をお読みくださいませ。