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俺の翼に乗らないか?

スターフォックスの一ファンのブログ

ドラえもんの先祖

2009年07月16日 12時25分12秒 | SF星間飛行
 『ドラえもん』が連載を開始したのは1969年。
 『ターミネーター』が米国で公開されたのが1984年。
 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の公開が1985年。

 すごいと思う。
 『タイムマシンで時間をさかのぼり、過去を変えることによって未来も変える』というストーリー。今では誰でも知ってるよくあるパターンの話、と言ってもいいくらいだけど、それは『ターミネーター』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』がヒットしたからではないのか?

 しかし。ドラえもんは、この二本の映画が影も形もない時代に、タイムマシンで未来からやって来る。
 一体、藤子F先生はこのストーリーをどこから発想したのだろう?

 タイムマシン、という発想自体は、H・G・ウェルズが小説『タイムマシン』に書いているからそこから発想したとも考えられる。
 だが、私が知らないだけで、SF小説には昔から「タイムマシンもの」とでも言える作品の系譜があるのかもしれない。
 藤子先生はSF小説の愛読者だったそうだから、その小説の設定を借りる形でドラえもんを考え出したのかも・・・?

 創作とはいっても、まったくの無から有をつくることはできない。
 『のび太の恐竜』のストーリーは『野生のエルザ』を下敷きにしているし。『パラレル西遊記』や『ドラビアンナイト』だって、『西遊記』や『アラビアンナイト』がなければ生まれようがないストーリーだ。

 『十五少年漂流記』を下敷きに『蝿の王』が書かれ、それを下敷きにまた『バトル・ロワイアル』が書かれたように、作品には遺伝子を受け継いだ「先祖」のようなものがある。

 ・・・・とすれば。『ドラえもん』の先祖はいったいどんな作品なのだろう?
 『ドラえもん』以前に『タイムマシンで時間をさかのぼり、過去を変えることによって未来も変える』というストーリーを持っていた作品……それはどこにあるのかな?

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