ぐぅ……という音が、ペッピーの喉からしぼり出された。体は小刻みに震え、目に涙がたまり、体毛の先に水滴をつくった。
「ま、ま、まったく……」
口を開くと同時に、瞳からは涙のしずくがあふれ出た。
「まったく、『頑強のウサギ』と呼ばれたこのワシが、自分の子供と同じくらいの若者の言葉に、ぼろぼろ泣かされておる……カッコにならんな、これじゃあ……」
「そうだ。カッコつけるな。自分が何をしたいのか言ってみなよ」
「もう一度、飛びたいんだ」
「うん」
「だが、恐ろしい。恐ろしくてたまらない」
「闘うんだよ、ペッピー。何だ、たった一度、地上に舞い戻っただけで、それだけでもう二度と飛べなくなるような弱い男なのか、ペッピー・ヘアは?」
「違う。そんなはずはない。そうではないと、信じたい」
「なら、諦めるな。自分の感覚を信じるんだよ」
「……わかった……わかったよ……」
枕元のサイドテーブルからチリ紙をつかみとると、ペッピーは盛大に洟をかんだ。
「……卑怯だぞ、フォックス。ジェームズの言葉を借りるなんて」
フォックスはニヤリと笑みを浮かべ、鼻の下をこすった。
「ペッピー。君は、たとえ自分が死んでも、父さんの中に自分が生き続ければいいと言ったけど。父さんだって、それは同じだったと思うぜ。ジェームズ・マクラウドは、ペッピー・ヘアの中でいまも生き続けているんだ。父さんの言葉が君の心に響いたのが、その証拠さ」
私は中学1年生の女子です。スターフォックスに出会ったのは小5の夏、つまりスマブラXの発売ですね。その後、面白そ~だと思って、64版のを購入しました♪私的には、そうめん・ランバルディさん。大好きです。
私もスタフォ小説を書いてるんで(ネット上には載せてませんッ)、人の作品を見るのが好きなんですよねww
ぜひ、同人誌を出してください!絶対買います!!
RUBYさんはじめまして。コメントありがとうございます。
スマブラXでスターフォックスを知られたんですね。64版は、バーチャルコンソールでしょうか。余裕があれば、ゲームキューブの『スターフォックスアサルト』も遊んでみるといいと思います。64から9年後のフォックスたちの活躍が見られますよ。
そして小説も書いておられるのですか。スターフォックスのキャラクターはみな個性的なので、物語の中で動かすのは楽しいですよね。
同人誌は、出せるかどうかわかりませんが・・。とにかく「ファルコとの出会い」を完結させたいと思っているので、気長にお待ちいただけるとうれしいです。