兄弟二人が横綱になったときには、父親であり親方の子育ては成功しているかに見えた。
ところが、横綱にまでなりながら、相撲界を支えることなく兄の若乃花は土俵から去った。
さらに、親方の葬儀のころには、兄弟で骨肉の争いをしていた。
しかも、そのころ、若乃花は夫婦別居生活をしていたらしく、昨日には離婚発表の運びとなった。
これで果たして、子育ては成功したといえるのだろうか。
普通の家庭の子供であれば、浮気しようが離婚しようが勝手であるけれども、心技体を重んずる横綱にまでなりながら、これで世間の見本となる人間に育ったといえるのだろうか。