僧侶となるにはあるいは僧侶となってからも、厳しい修行をしていることを我々は知っている。
しかしながら、我々、特にうちの家族についてみると、死んだときにお経を読んでもらい、戒名をつけてもらうくらいのことしかない。
これでは少しもったいないのではないか。
もっと、僧侶が社会に貢献できる道はないのだろうか。
寺院は広いために、幼稚園を経営しているところもあり、そこの幼稚園児はそこの僧侶の影響を受けているかもしれない。
しかし、全国民の中のほんの一部の人でしかない。
全国では、何万人と自殺したり、がん患者として苦しんでいる人も居る。
そこまで行かなくても、日々悩んでいる人は一杯いる。
それなのに、僧侶とはまったく接触する機会がないのである。
死んでから高いお金を払って戒名をつけていただく必要もないだろうということで、我々は、葬式も行わず、戒名もいらないと夫婦で話し合っているところである。