津波で電源が失われてからわずか、5時間半で、炉心の溶融が起き始めていたというから驚く。
5時間半といえば、予備のジーゼル発電が動かないことを確認して、新たに発電機を調達する時間もないくらいの短時間に炉心が溶融したことになる。
もし、そんなに短時間で炉心溶融が起きるのであれば、当然ジーゼル発電が駄目になったときの対策を考えておくべきである。
例えば、高所に水タンクを設置しておいて、電力が確保できない場合でも、人力で、バルブを開ければ、自然落下式に炉心へ冷却水が注入されるようにしておくべきである。
このあたりも、まったく、準備不足としか言いようがない。