立川です。
最近とっても刺激的なファッションデザイナーさんと
ご縁があって、コラボして「ゴスロリ風バタデコーラ」作っちゃいました!
皆さんゴスロリファッションってご存知でしたか?
時々原宿とか渋谷で見かける黒づくめのロリータってイメージでしょうか?
私は正直申し上げまして、これまで
ロリータファッションとメイドファッションとゴスロリファッションの
区別ができておりませんでした。
ゴスロリはロリータファッションのように
少女っぽくて可愛いというイメージではなくて
アンティックな要素に加え、暗闇、退廃的・・・・
そんな雰囲気も漂わせているので、ゴスロリファッションで
決める時は頭から靴、バック、メイクにいたるまで
徹底的にきめないと、様にならないのですね。
そして、そして、私たちのようなおばちゃん世代が着るには
少々無理がございます。(当たり前だろ~!)
そこで、今日紹介させていただくのはゴスロリデザイナーの
KIKIさん。ご自身のブランドショップ名は
「危機裸裸商店」(ききららしょうてん)
https://www.kikirarashoten.shop/
なんと怪しげで素敵なネーミングじゃありませんか!
最近は衰退気味のゴスロリ業界でしぶとく生き抜いて
がんばっています。
でもオーナーのKIKIさんはいたって健全な心優しい
3児のママです!
↓ 先日彼女の蒲田のショップにお邪魔してきました。
KIKIさんのデザインの発想力はすばらしく、とてもユニークなので
私的には大好きで刺激と元気をもらえます。
しかし、私はフラメンコ衣装のデザイナーですので、ゴスロリの感性に通じるものは
なく、相反するジャンルだと思っていたのですが・・・・・
なんと、彼女の作品の中にはこんなデザインもありました!
思い切りフラメンコに通じる赤白の水玉!
振袖までなぜか赤白水玉でした。
とても可愛くてフラメンコのラインにアレンジして作ってみたいです!
さてこれからが本題の「ゴスロリ風バタデコーラ」についてです。
KIKIさんがナジャのアトリエにいらして目が釘づけになったのが
バタデコーラでした。
次の展示会で是非ゴスロリ風のバタデコーラをメインに展示してみたい。
ということで早速生地を調達してご持参いただきました。
私だったら絶対にセレクトしない生地ばかりで戸惑いましたが
さすがにユニークでセンスの良さを感じました。
ビクトリア王朝を思わせる重厚感あるカーテン生地に黒の重々しいタッセル。
それらと組み合わせたのが2種類のキラキラレース生地
フリルは軽薄なイメージすらただよう黒に金ドットのチュール。
重厚感ある素材だけでまとめるのではなく、あえてフワフワ軽いチュール素材
を混ぜるところがにくいです。
(どうやったらこんな組み合わせを思いつくのでしょう??)
ということで細かいディティールは私に任せていただき
KIKIさんは出来上がるまで見ないで楽しみにしているということでした。
お互いにワクワクしながら出来上がったバタの後ろ姿です。
上着はご自身で作るということで、ナジャハウスではファルダ(スカート)のみ
担当させていただきました。
どうでしょうか?
これだったらフラメンコで使っても素敵です!!
↓ ナジャハウスで作った黒のビーズ刺繍のジャケットを着せてアンティークなイメージで。
このいで立ちで、ソレアやシギリージャ踊ったら
めちゃめちゃカッコイイと思いません?
さて、今度はKIKIさんの展示会場です。(倉庫風な会場でした)
↓ 彼女の手作りのステージに見立てた看板も怪しげでユニークですよ。
(彼女はちょっとした大工仕事も得意なのです)
そして、そして・・・・・・
KIKIさんデザインの上着と合わせるとすっごい衣装になっちゃいましたよ!
中世ヨーロッパの貴婦人のようです。素敵!
帽子も手作りですって!すご!
もともとKIKIさんは帽子デザイナーだったそうです。
今回は私もとても楽しかったし勉強になりました。
ジャンルは全く違っても融合できるし、むしろ違いが大きいほど
ユニークで素敵なものも出来上がります。
さすがにゴスロリファッションは無理でもゴスロリ風フラメンコ衣装なら
着れるのでは?
自分の殻を破ってゴスロリ風衣装に挑戦してみたい方はいらっしゃいませんか?
立川は心よりお待ちしてますよ~。
それではまた次回。ありがとうございました。