立川です。
明けましておめでとうございます。
こうして2021年を迎えることができたのは
本当に喜ばしい限りです。
昨年は1年間近く厳しい状況が続き、年末には
私も心身ともにオーバーヒートを起こしダウンしてしまいました。
2021年も年初からさらなる自粛でゼイゼイ息切れして
しまいそうです。でもね、毎日些細なことにフォーカスして
みると沢山のハッピーも見つけられますね。
年末の断捨離セールも目玉商品は即完売となりました。
このよう大変な時期にご購入いただき心から感謝いたします。
さて本日は大切な思い出の品や形見のビフォーアフターを
お見せします。
大切な思い出の品といっても色々あります。
例えば、他界した家族が遺していったもの、特にお母さんや
おばあちゃんの形見の着物や帯などは、着る人もいなくて
ひっそりと箪笥にしまわれたまま。
あるいは昔は大好きだった洋服もいつに間にかに
似合わなくなってしまった。
売れるわけでもなく、捨てるには忍びない。
愛着や想いのあるものは簡単には断捨離できないですよね。
そこでそのようなお品をナジャハウスに持ち込まれ、
リフォームした衣装を少し紹介いたします。
半世紀も箪笥に眠っていた亡きお母さまの帯を衣装に
リフォームしたケースです。渋い帯からベストに。
こちらもお母さまの形見をリフォーム。明るく可愛い帯からベストに。
こちらは今はもう高齢になったお母さまの若かりし頃に
お気に入りだった帯を衣装に。
元々帯や着物は工芸品として価値あるものが多く
衣装にリフォームしても和洋折衷の魅力と高級感もあり
目を引きますね。
そして今回の本題はこれからです。
私たちは衣装だけでなく身の回りの日用品ならなんでも
作ってしまいます。
今回のテーマでもある大切な思い出の品や形見のリフォームということで
このようなものを作ってみました。
こちらのユニフォームはお客様の若くして亡くなった息子さんが
ヤクルトスワローズに所属していた田中選手のファンだったそうで
TANAKAの名前入りユニフォームを大切にしていたそうです。
⇩ ヤクルト時代の田中選手
お母さまとしては息子さんの遺品のユニフォームをずっと
保管していても、心は晴れないので
何かにリフォームして、ご自分でも使えるものにして欲しいとの
ご依頼でした。
私といたしましてはすぐに、これはバッグしかない
と考えました。
ということで、先ずはバッグにするため必要な部分を切り取りました。
さらにバッグの大きさを決めて裁断です。
使えそうなロゴワッペンとかタグとかも利用しました。
残った部分で肩紐も何とか取れました。
その他、裏地や芯、マグネットボタンは新たに用意して
完成したのがこちら!
裏面にはバッチリ田中選手の名前と背番号。
サイドにはメーカー様のビームのオレンジタグも付けておきました。
内側の布はインパクトのある赤にして両サイドにポケットも
付けました。表にもポケット付けたのでケータイや財布なども
別々にたくさん収納できます。
これなら、いつも息子さんを感じながら身に付けてお出かけでき、
天国の息子さんも喜んでいるような気がします。
今回のような想いが詰まっていて世界に一つだけのバッグを作ることは
私たちの喜びでもあります。
明日も思い出の品ビフォーアフターをシリーズでお伝えします。
もし、ただ保管しているだけの思いでの品をお持ちでしたら
参考になるかもしれませんよ。
それではまた明日!
立川でした。