小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

麦「句会報」への掲載句(8月分)

2016年09月04日 10時06分50秒 | 俳句雑誌「麦」

「麦」句会報に以下の句を掲載させていただきます。

ご了承ください。

 

おん疲れいよいよ著し今朝の秋  瞳人 

蜩の声の先端暮れやすし     まきえっと

秋暑し石工の靴に石の粉     春生

百日紅壊れしままの街に咲く     道人

夏休み冒険と言うバスに乗る   とっきー

古戦場跡を素通り夏の空     ちせい

豪雨などなかった様な夏の空   多実生 

刺さりたる硝子の記憶原爆忌   ひなこ

体操の着地決まってビール飲む  泉

出張り来しこの荷鬼の子仕切場で 吾郎

明太子ピザの燃え色百日紅    藤三彩

降りることひとつおぼえて星月夜 ルカ

流星群しんと飲み込む日本海   あちゃこ

石階を二段飛ばしに降りて秋    幹夫

空つぽのバスを乗り継ぎ盆帰省  アネモネ

病葉のすうっと落ちる潔さ    仙翁

秋の蝉降参してもいいですか   瓦すずめ

白南風や親しき街の知らぬ家   珠子

「つぎとまります」バス停につく法師  敏

炎昼や頬かむりする招き猫    呆夢

雨降りに梨乗せてくる回覧板   アゼリア

 白南風や門もお墓も石は石    餡子

下町のバスから溶けてゆく炎暑  宙虫

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿