小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第341回小麦句会投句一覧(9月7日選句締切)

2016年09月03日 15時42分17秒 | 1日句会

投句一覧

着岸のレジャーボートに素風かな   

御手洗に「洗心」の二字白露なり  

ふるさとや秋の海鳴り聴きたくて 

秋の海心の錨ほどけゆく     

夏の日や波の形に光る海   

洗心や亀の口から秋の水  

御手洗に潮の香ぞする秋の風 

大海の夢をみる亀水の秋  

魚跳ねて秋が錆びつく町工場

それぞれに船出待つ修羅秋彼岸 

渡船場休暇明ければ人まばら 

願掛ける航海の無事八月尽  

秋高し船に門司行・釜山行  

船上に拳突きあげ秋きざす  

秋澄むや名残の島唄潮に乗せ  

旅果てる妻の 笑顔と秋の空     

うす昏れのわが町帰還秋の旅 

掌を浄めいる真上から蝉時雨 

澪標逢いに盆東風の水脈を航く

青空やクレーンの灼ける造船所

葉月潮波の後ろを波がくる  

新涼の波音をきく足のうら  

天高し手提げかばんのかるきこと 

安芸暮て沈む鳥居や葉月潮   

夏空に連絡船の赤き女     

白波や台風近づく音しきり   

炎天や離島を巡る医療船  

大草鞋仁王を伴の秋の旅       

秋空を海に映して島の旅  

寝不足に大魚のまどろみ鱸(すずき)釣る 

手水から神が舟出をする九月   

海峡を望む水神秋澄めり  

赤心の八月了る波白し  

御手洗の水は空つぽつくつくし  

海底に沈む伝説涼新た   

石亀の守る手水や島の秋  

つくばいの模造の亀よ水澄めり 

島巡る朱印帳はや秋の色          

束の間の幸せ抱く秋の空   

青北風や平家の夢の波の音  

秋遍路凪ぐも荒るるも海の貌 

 

★★★★★

皆さん、八月から九月にかけていろいろなことが起こり、大変だったでしょう。

オリンピック。

立て続けの台風。

広島カープの優勝マジック点灯・・・・。

あまりに次々ですね。

こちらも明日の日曜日は台風。

熊本地震のあと始末も終わらないままですが、九州方面にまずはやってくる台風。

これが正常に思えて、少しほっとしています。

では、選句お待ちしています。

 

    BY 宙虫

 

★選句数
6句選(うち特選1)
選外のコメントも受け付けます。

★締切
9月7日(水)24時

★当番(投句先メルアド)
nakamusi5011naka@kme.biglobe.ne.jp

↓選句前に再度確認しましょう。
☆カテゴリーにある小麦句会への参加方法をクリック☆よくお読みください。



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