小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

(4/7選句締切)第331回小麦句会投句一覧

2016年04月03日 20時26分15秒 | 1日句会

 

お待たせしました。

こちら花の雨。

来週でソメイヨシノは終わってしまいそうです。

花見できるうちに出かけましょう。

 

☆投句一覧☆

花束から懺悔がにおう春夕焼け  

連れ合ひを侍らせ午睡残り鴨   

永日のいつもの電車退職す  

夢のせて出会いと別れ春の駅 

春愁を電車に揺らす少女かな   

一駅を乗り越し終の桜道    

花束の緋色三月過ぎ行けり    

傷心の旅へ出ますと恋の猫   

春夕暮れ喜怒哀楽を託す花  

朝ぼらけ春の宴の夢の跡   

野遊びの家族乗り込む山手線   

春愁と花束抱え赴任の地  

テロ起きて駅の封鎖や花曇 

春休み光る線路と家族連れ   

仲春の駅のホームの別れかな   

リュックには着替えと希望風光る  

来し方は乗り継ぎの旅春深む    

しらみゆく駅の木椅子に渡り漁夫   

春休み銀河鉄道出た寸前  

おれおれを待つ老ィ楽や四月馬鹿   

職退けば妻が上司や山笑ふ       

春の風物詩花束とふ忘れ物          

退職の辞令一行夕桜  

列車来ず子を宿す夢万愚節     

置き去りにされし花束春深し  

通勤の春は来はるは呑気欝   

同じ駅同じ時刻を卒業し   

花冷えや線路微妙に右曲り     

花冷えの一番線の発車ベル   

春宵やバンザイの声残る駅  

黄昏に一朶忘れし春の雲   

職を辞す線路はゆくよ春の野へ    

どこまでも続くか線路蛙鳴く   

高齢者席にぽつんとフリージア   

父と飲む酒や車窓に夕桜  

忘れ得ぬ花束そっと春愁い 

春暁や老婆線路を徘徊す  

春の夜や人恋う旅の掌を膝に    

退職の夜の電車がゆく朧    

 

 

★選句数
6句選(うち特選1)
選外のコメントも受け付けます。

★締切
4月7日(木)24時

★当番(投句先メルアド)
nakamusi5011naka@kme.biglobe.ne.jp

↓選句前に再度確認しましょう。
☆カテゴリーにある小麦句会への参加方法をクリック☆よくお読みください。



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