小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

麦「句会報」への掲載(2022年6月)

2022年06月30日 21時16分10秒 | 俳句雑誌「麦」

インターネット小麦句会(六月分)
月に二度のネット句会。気楽にお立ち寄りください。
http://blog.goo.ne.jp/nakadayo2018
ともだちの顔で海月が浮いている   宙虫
真つ直ぐに子の駆けてゆく麦の秋   春生
麦秋や午後の風読む鷺の首      珠子
山法師いつもと違う猫がいる     藤三彩
青鷺の眼差し我も異邦人       めたもん
代掻きの水に流れる入日かな     仙翁
刃を入れる母の沈黙青メロン     あき子
眠たいねも梅雨入り何時もね痛むね  吾郎
野茨や親指姫の旅の果て       あちゃこ
めんどうなことはさておきまず麦酒  餡子
女王の孤独百花に蜂の群       道人
夏月の一膳飯屋のバッハかな     卯平
新樹光あの世を映す湖の面      楊子
白黒の小津の名画やあぢさゐ月夜   アゼリア
ライ麦を揺らしてんたう虫だまし   アネモネ
麦焦がし喉こそばゆくパントマイム  アダー女
麦秋やソーラーパネルと喫茶店    ちせい
輸出できぬ麦や世界は飢餓の中    泉
筆箱のもう書けぬペン梅雨に入る   ルカ
スズメバチに取り憑き火の色の花   敏
薔薇の門潜る誉れはなけれども    瞳人
生きるのに費やす時間麦の秋     まきえっと



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