こんばんは。 |
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台風はいつの間にか19号となっております。 | |
日本列島を避けてほしいですね。 | |
兼題:残 | |
小麦句会残暑見舞いを申し上ぐ | |
残念は捨てて練習炎天下 | |
流星の名残り一ト筋うらみ歌(藤圭子忌) | |
淋しさを天にあづくる残者かな | |
白シャツや冒険の旅夏の雲 | |
残る蚊を打つて血染めのたなごころ | |
残塁の山を築いて夏終る | |
残り香の涼しき風の未練かな | |
残暑にはあらず横雲縦雲に | |
台風一過大きな富士を残しけり | |
残照や枯れ向日葵の立ちつくす | |
終わらない残暑北方墓参団 | |
抱かる子のミルクか胡桃残る香だ | |
御巣鷹の尾根さんざめく残暑かな | |
残されし兵の足音秋風鈴 | |
五重塔狙う放水銃残暑 | |
大花火夜空残して人ら去る | |
忘れゆく残留孤児や大夕焼 | |
アルコール適度に取りて残暑かな | |
歌を残して八月町が消えていた | |
靴底の夏の残骸持ち歩く | |
テーマ:冒険 | |
あの時のあの告白や曼珠沙華 | |
冒険で畑往復秋暑し | |
てっぺんへ岩に取り付く秋の蟻 | |
一人ずつ消えて暮色の波に乗る | |
雲の峰徒手空拳の吾に有り | |
海月刺す海に入る子ら秋暑し | |
銀漢や闇をつんざく波動砲 | |
続き読む「少年と海」西日濃し | |
ベンチャーに躓き得しもの草の花 | |
携帯を捨てて旅行く夏の雲 | |
肩寄せて歩く夜店の外れまで | |
荒海の海を渡れり大西瓜 | |
蝋燭を点けて真夏の鍾乳洞 | |
左手で書く君の顔秋うらら | |
子らの冒険止めてはならぬ振る花火 | |
秋の滝裏側に足踏み入れる | |
草の罠かけて晩夏の秘密基地 | |
短夜や未完のままの「冒険王」 | |
廃屋や今朝獲りと鮭焼く甥は | |
冒険の物差しはない蝉骸 | |
蝙蝠に逃げる洞窟肝試し | |
雑詠 | |
立ち去りて残り香仄か秋袷 | |
友達S はともだち以上白カンナ | |
黙祷の一分秋の蝉激し | |
墓洗ういつもお願い事ばかり | |
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爆心地の空晴れ渡る長崎忌 | |
人生は似た者夫婦夏の萩 | |
霧の晴れ青色多き世界地図 | |
空蝉や遠きいのちの影を追う | |
球児らの砂こぼれ落つ敗戦忌 | |
この家の主人は気鬱緋の金魚 | |
鎮魂やヒマワリ畑に日が沈む | |
文月や小夜の屋台のアセチレン | |
気が急きし家内は田舎式施餓鬼 | |
甘海老のツノの逆襲物言えず | |
崖の上に一人匂ひぬ山のゆり(沢村貞子忌) | |
花火消え銀河の流れ取り戻す | |
旺盛な食欲亀の大暑かな | |
遠花火廃業をする喫茶店 | |
一握の土灼け終る甲子園 | |
いくつもの平成最後終戦忌 | |
★選句要領 | |
★選句数 | |
6句選(うち特選1) | |
選外のコメントも受け付けます。 | |
★締切 | |
8月22日(水)24時 | |
★当番(投句先メルアド) | |
makietto@nifty.com | |
↓選句前に再度確認しましょう。 | |
☆カテゴリーにある小麦句会への参加方法をクリック☆よくお読みください。 |
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