こんにちは。お待たせいたしました。
残暑厳しいですね。
8月になるとなぜかセンチになるのは私だけではないようです。
兼題:残
小麦句会残暑見舞いを申し上ぐ 藤三彩
○(餡子)時には、こういう句も楽しいですね。
◎(珠子)恐れ入ります。こういう挨拶句をさりげなく作る力量には降参です。
△(道人)本当にまだまだ暑いですね。
残念は捨てて練習炎天下 泉
〇(藤三彩)それが体育館の中だと蒸して死にそうになるんだ
流星の名残り一ト筋うらみ歌(藤圭子忌) 瞳人
◎(アネモネ)沢木耕太郎が藤圭子のインタビューを彼女の一人称でまとめたノンフィクションが『流星ひとつ』。インタビューから30年後、女が亡くなってから単行本になった。なぜ30年も活字にならなかったのかをこの句の「うらみ歌」がずばり語っている。
淋しさを天にあづくる残者かな 卯平
白シャツや冒険の旅夏の雲 瑠璃
(選外)(卯平)景は見える。ただ予定調和の範囲を脱していない。更に三段切れである。しかし、少年の清々しい心情を感じる。予選としていたいた。
残る蚊を打つて血染めのたなごころ アネモネ
◯(吾郎)なんかせつない。
○(ちせい)季語は「残る蚊」。「血染め」にインパクトが。
残塁の山を築いて夏終る 多実生
〇(珠子)身内にも野球少年が二人。この酷暑の中、連日残塁の山を築いているようです。青春です。
〇(藤三彩)甲子園は9回裏の逆転劇があり・・だから面白い
◯ (ルカ)今年の甲子園の夏は熱くて暑い!!
残り香の涼しき風の未練かな 仙翁
残暑にはあらず横雲縦雲に 道人
台風一過大きな富士を残しけり 春生
◎(瑠璃)台風が行ってもビクともしない勇壮な富士山が象徴的に描かれていて力強い句となっています。
〇 (多実生) 台風一過は快晴で、雄大な富士山が現れます。残しけりに富士の素晴らしさが詠まれています。
○(泉)「大きな富士」という表現が、印象的だと思います。
◎(吾郎)かなり激しい風だったのが分る。すっきりした富士の姿の勇姿。
○(アネモネ)「大きな富士」がいかにも。
○(敏)台風が過ぎ去った後の清々しい空気感。ひときわ大きく見える富士の姿が鮮明です。
〇(宙虫)台風一過、見事に見える。その青空、秋の富士。
◎(アゼリア)桂信子の「たてよこに富士伸びている夏野かな」を思い出しました。スケールの大きい気持ちの良い句と思いました。
○(まきえっと)「大きな富士」がいいですね。
◎(幹夫)一切微動だにしない富士山の立ち姿に共感です。
残照や枯れ向日葵の立ちつくす 敏
◎(仙翁)田舎では、ひまわりの畑があり、時が過ぎると可哀そうな感じで立っています。
〇 (多実生) 向日葵も枯れ立ちつくすに、今年の猛暑が連想されます。
◯ (アゼリア) 枯れても向日葵は存在感がありますよね。
終わらない残暑北方墓参団 あちゃこ
〇(藤三彩)樺太島民引揚げと小笠丸他の殉難。生き残りの方が語ってくださいました。
◎(道人)「北方墓参」が秀逸。昭和20年の夏は永遠に終わらない。
抱かる子のミルクか胡桃残る香だ 吾郎
〇(珠子)乳呑児のあの匂いが懐かしい。擂った胡桃の濃厚さと合う感じがしてくるから不思議です。
○(泉)いつもながら、見事な回文だと思います。
○(まきえっと)あの匂い、いいですよね。
(選外)(藤三彩)赤ん坊の匂いなど忘れてしもうた。秋の果のクルミはMIXナッツと晩酌で愉しんでいます。
御巣鷹の尾根さんざめく残暑かな 幹夫
残されし兵の足音秋風鈴 ルカ
〇(仙翁)戦争の頃を思い出せば、そうなのかも知れません。
○(卯平)兵士の足音が今でも残響として作者の中にあるのであろう。この時期の句として句材の斡旋に共感する。季語の位置が残響を更に印象強している。
◎(あちゃこ)風鈴の音に戦中戦後の歩みが見えて、感慨深い。風鈴は葬送のうたのようにも。高齢となる今、戦争を語り始めた方々が多くいらしゃるとか。何が突き動かしたのでしょうか?危機感を感じるのは何故でしょう。
○(幹夫)今上天皇のお言葉・・・今年8月15日は平成最後の終戦記念日でした。
五重塔狙う放水銃残暑 珠子
大花火夜空残して人ら去る アゼリア
〇(仙翁)祭りの後の寂しげな、しかし、空は残る。
○(瑠璃)花火は終わって、人々は去って行く。花火の華やかさと対比し、夏も終わる一抹の寂しさが感じられます。
忘れゆく残留孤児や大夕焼 餡子
◯(道人)満州の夕日に託された反戦の記録は忘れてはいけない。
アルコール適度に取りて残暑かな ちせい
歌を残して八月町が消えていた 宙虫
◎(卯平)なんの歌なのか。それも一瞬に町が消えたあの日。その歌が今でも作者の中に残ってる。この場合破調が効果をもたらしている。秀句
◎(餡子)何の歌だろうか?町が消える?八月?すべての言葉が、読み解くのに 苦労する。でも、惹かれた。読者なりの解釈がたくさん出てきそうで楽しみである。
◯ (ルカ)渡辺白泉のような、ペーソスを感じました。
◎(敏)「歌」ってどんなうた? 消えた町ってどこの町? 隔靴掻痒の感は否めないものの、八月とあるから、記録的豪雨に見舞われた最近の日本のどこかの被災地をさしての一句と思いますが、胸に「残る」一句でした。
◯(あちゃこ)賑わいの夏の消滅。巧みな表現力。とても出来ない。
◎(まきえっと)八月ってこんな感じなんでしょうか?
靴底の夏の残骸持ち歩く まきえっと
◯(吾郎)蝉でも踏んだか(笑)。
○(ちせい)季語は「夏」。靴底の夏の残骸。持ち歩くと言う動作。
〇(宙虫)夏の疲れはその歩みに表れている。けだるさが伝わる。
テーマ:冒険
あの時のあの告白や曼珠沙華 餡子
〇(仙翁)勇気のいる行動だったでしょうね。
〇(瞳人)どんな告白? 実りましたか
〇(藤三彩)そう、足と膝が震えていたあの頃・・
(選外)(卯平)季語が曼珠沙華であるから、この句はかなり意味深な句。これが「雲の峰」であれば淡い初恋などが想定されるが。しかし、どちにしても少々甘い句である。しかし、その甘さはけして不快ではないとして予選にいただいた。
冒険で畑往復秋暑し ちせい
○(泉)この酷暑では、畑を往復するのも冒険です。
てっぺんへ岩に取り付く秋の蟻 宙虫
○(アネモネ)蟻の必死さが見えてきます。
一人ずつ消えて暮色の波に乗る 道人
〇(宙虫)「そして誰もいなくなった」みたいな・・・・。
雲の峰徒手空拳の吾に有り 瞳人
海月刺す海に入る子ら秋暑し 瑠璃
銀漢や闇をつんざく波動砲 幹夫
○ (ルカ)これは「宇宙戦艦ヤマト」。懐かしき真夏の夜の夢として、一票。
続き読む「少年と海」西日濃し まきえっと
○(卯平)「少年と海」?「老人と海」では???と思いネットで調べると「少年と海」の本あった。それに映画化もされていた。残念ながらこの本知らなかった。だとすれば季語はこれでいいのか?「老人と海」であればこの季語の斡旋は一応理解できる。しかし、それなりに印象に残る句ある。
◯(アゼリア)西日の射す部屋で寝転んで本を読んだこと懐かしく思い出しました。
ベンチャーに躓き得しもの草の花 アゼリア
携帯を捨てて旅行く夏の雲 仙翁
〇(珠子)冒険のない生活の中の冒険には悩みましたが、なるほど!今の時代、携帯を持たずに出かけるのは最大の冒険です。中七をちょっと変えるだけでリズムが良くなると思いますが。
◎(泉)全く自由な旅。良いですね。現代の冒険です
○(まきえっと)普段は気にしないけれど、携帯を忘れた日は不便。なかった時のことを思い出せません。
肩寄せて歩く夜店の外れまで あちゃこ
〇(仙翁)どきどきしながら、何処へ行くのでしょうね。
○(餡子)こんな日もあったなあああ。
〇(珠子)「夜店の外れまで」にキュン。とある少年のまさに大冒険
○(ちせい)季語は「夜店」。仲の良い者同士、果てまで行く。
荒海の海を渡れり大西瓜 春生
○(幹夫)何だか島崎藤村の「椰子の実」の詩を思い出した。
蝋燭を点けて真夏の鍾乳洞 多実生
○(アネモネ)いやはやタイの少年たちの救出劇と重ねて読みました。ほんと冒険。
左手で書く君の顔秋うらら ルカ
◯(吾郎)それは素敵な冒険。
子らの冒険止めてはならぬ振る花火 藤三彩
秋の滝裏側に足踏み入れる 敏
〇 (多実生) 掲句のような滝が幾つか思い出され、裏側から見たのも思い出です。
○(泉)滝の裏側、というのは驚きました。
草の罠かけて晩夏の秘密基地 アネモネ
○(卯平)正に少年時代にタイムスリップできる。季語がいい。晩夏である。夏休みも終わりに近づいたある時の風景。実感として作者の位置を理解できる。当初特選を考えたが、類想はあり得ると判断して並選とさせていただく。しかし秀句である。
〇(珠子)私たちが小学生の頃に原っぱに作ったのがチカラシバを結んだ罠?足を引っかけると転ぶとう今考えると恐ろしいものです。あの頃のいたずらは誰の仕業かすぐにばれました。かなり叱られたので記憶に残っています。
〇(藤三彩)これが意外と引っ掛かるんだ。膝小僧が擦り?けたりして・・
○(敏)少年時代の夏休みに決行した「冒険」を思い出しました。まさに一句の通り、基地を守るべく知恵を絞ったものです。
○(まきえっと)懐かしい。何の悩みもないころでした。
○(幹夫)幼少の思い出ののでしょう。
短夜や未完のままの「冒険王」 卯平
◯ (ルカ)冒険王という少年漫画の雑誌がありました。なかなか個性的な作品を連載していたのですがいつのまにか廃刊になり。ジャンプ、マガジン、サンデーでなく、冒険王を思い出された作者に共感。
△(道人)懐かしい「冒険王」!同世代です。
廃屋や今朝獲りと鮭焼く甥は 吾郎
○(餡子)この甥ってどんな人?廃屋、多分壊れかけの番屋かなんかだろう。熊みたいな甥だろうか。回文は小説みたいで面白い。
◯(アゼリア)甥御さんは漁師でしょうか?漁師飯ー憧れです。
冒険の物差しはない蝉骸 珠子
◯(あちゃこ)計り知れない冒険心。それぞれの冒険。季語の蝉骸がやや気にはなります。
○(ちせい)季語は「蝉骸」。そうですねえと、共感してしまいました。
◎(宙虫)ひとそれぞれ、確かに物差しで決められるものではない。納得。蝉には蝉の冒険があったんだと。
○(まきえっと)「物差しはない」が良いですね。
蝙蝠に逃げる洞窟肝試し 泉
〇 (多実生) 故郷には石灰質の山が有り、鍾乳洞と言うには小さいが子供の頃は探検の場でした。
雑詠
立ち去りて残り香仄か秋袷 アゼリア
友達S はともだち以上白カンナ 宙虫
黙祷の一分秋の蝉激し 珠子
○(瑠璃)終戦記念日の黙祷。その傍で蝉がミンミンと鳴いている。高校野球の球児も黙祷をしている様子がテレビで放映されていました。戦争を知らない子供達ばかりになってしまいます。忘れてはならない日です。
○(アネモネ)「秋の蝉激し」が上手い。
◯ (ルカ)黙祷の時の蝉声は、一層耳に響きます。
◯(道人)一分に全てが凝縮されています。
○(敏)黙祷をしている一分間は、とくに蝉の声は耳に纏わってきて、まことに長く感じるものです。
◯ (アゼリア) 蝉の鳴き声が聞こえる気がします。
墓洗ういつもお願い事ばかり 道人
◎(瞳人)それでいいのではないか、と
○(泉)先祖に感謝。願い事は無用ですが・・・?
◯(吾郎)そりゃご先祖様も大変だ。
○(アネモネ)なんだか自分のことを言われているようにも思えました。
◯(あちゃこ)確かにその通り。平易な表現が心地よい。
○(幹夫)確かに・・・。リズムがいいですね。
(選外)(藤三彩)ご先祖様によろしく・・と。わかるなあ
八月や父の残せし設計図 ルカ
○(卯平)きちんとした句である。句材としての下五の「設計図」がよく効いている。お亡くなりになった父上の姿、職業からその人柄まで全てこの句の中に入っている。戦後七十年以上の経過の中で戦陣に散った父をこうして追悼されている作者の心情がよく表明されている。秀句である。特選を考えたが余りにも「俳句」の枠に収まっているので他の句と相対性で並選とさせていただいいた。しかし、この句は他の句との相対で十分特選になり得る句である。
〇(瞳人)中身が気にかかる…
◎(ちせい)季語「八月」。設計図から出来るもの思えば夢があります。
爆心地の空晴れ渡る長崎忌 春生
○(瑠璃)学生時代長崎に住んでいたことがあります。愛着のある町です。平和の祈りを込めていただきました。
◯(アゼリア)今年も晴れでした。
人生は似た者夫婦夏の萩 多実生
霧の晴れ青色多き世界地図 まきえっと
○(瑠璃)機上から見た光景でしょうか?眼下に広がる世界。旅に出たくなります。
〇(宙虫)当たり前のことではあるけれど、平面にひろがる青色がいい。上五「霧晴れて」とした方が流れがよさそう。
空蝉や遠きいのちの影を追う 仙翁
◯(あちゃこ)八月は、今は亡き人への思いが募ります。忘れてあげることが供養だといいますが、なかなか....
△(道人)理屈抜きでしみじみした味わいあり。やや付き過ぎかも。
球児らの砂こぼれ落つ敗戦忌 幹夫
○(餡子)光景はよく見るし、それを詠った句もかなり目にするが、砂が、零れ落ちるという捉え方、敗戦忌との取り合せで締まった。
この家の主人は気鬱緋の金魚 アネモネ
〇(仙翁)気難しい、寡黙な人に似合わない、赤い金魚。
鎮魂やヒマワリ畑に日が沈む あちゃこ
○(瑠璃)ソヒィアローレンのひまわり畑を思い出します。
◎ (多実生) 掲句はヒマワリだが、沖縄の激戦サトウキビ畑を思い、もう少し早く戦争を止められていたらと思いました。
文月や小夜の屋台のアセチレン 卯平
〇 (多実生) 涼風の吹く夜店。明りはアセチレンガスでした。あの不快な匂いはマイナスの思い出です。
◯(吾郎)いいお酒が飲めそうだ。
気が急きし家内は田舎式施餓鬼 吾郎
◯(道人)伝統的な施餓鬼は準備が大変。奥様の気持ちがよく分かります。
○(敏)施餓鬼会に際しての大黒さんの所作を彷彿としますね。「田舎式」が一体どんなものかわかりませんが、恐らく適当な手抜き?のことかも知れません。ご住持の苦笑いが見えるような回文句です。
〇(宙虫)田舎式ってのが面白い。同じ法会でも、しきたりの違いがある。
甘海老のツノの逆襲物言えず 藤三彩
崖の上に一人匂ひぬ山のゆり(沢村貞子忌) 瞳人
◎(藤三彩)8月16日に亡くなられた。旦那さま思いの女優さんで必ず夕飯は献立を考えて自分で作られたという。その爪の垢でも煎じて家の伴侶に・・。
△(道人)「エッセイスト沢村貞子」が住んでいた湘南秋谷の崖の景がすぐ浮かびました。
花火消え銀河の流れ取り戻す 敏
〇(瞳人)その美しさ、雄大さ、花火に及ぶべくもなく
◎ (ルカ)銀河の流れが、花火の間止まっていたという発想が新鮮。
◯(道人)当たり前の景ですが、「取り戻す」が良いですね。花火が濁世の徒花(政治権力など)を象徴していると見るのは深読みでしょうか。
旺盛な食欲亀の大暑かな 瑠璃
○(ちせい)季語は「大暑」。食欲旺盛な亀とは見て見たいものです。
○(幹夫)暑さに強い亀だ。
遠花火廃業をする喫茶店 ちせい
○(餡子)いわゆる純喫茶というのは、どんどん減っています。錦糸町や浅草にはまだ其処ここに残っていて、結構飛び入りで味わっています。 季語が効いています。
一握の土灼け終る甲子園 泉
◯(道人)啄木の青春、球児の青春。「一握の」が効いています。
◯(あちゃこ)灼け残されたものを色々と思い出しました。私の夏ももうすぐ終わる。
いくつもの平成最後終戦忌 餡子
○(卯平)この句は今年のこの時期でなければ詠めない句。まさにその瞬間を切り取った句である。8月15日午後零時のあの黙祷の中で作者はこの三十年を回顧している。それはけして昭和を脱した平成ではなく、昭和の連続としてあった三十年であったからである。だから「いくつもの平成」なのである。「喜びも悲しみもいく年月」。作者の心情に十分寄り添いできる句である。秀句。並選としたのは相対的である。この句も他の句との相対性で十分特選となりうる句である。
〇(瞳人)そして、ずっと続きます
○(敏)残り一年を切った平成。さまざまな行事にこの言葉は冠されますね。両陛下の出席なさる式典では、とりわけ重く響く四文字です。
次の告知をお楽しみに。
それにしても、猛暑は続くし、台風は来るし、今年の夏は本当に大変です。それにしても、金足農高はフィーバーを巻き起こしました。優勝したのは、大阪桐蔭高校なのに、関西地方の人たちは白けているでしょう。
台風一過大きな富士を残しけり 春生
◎(幹夫)一切微動だにしない富士山の立ち姿に共感です。
残されし兵の足音秋風鈴 ルカ
○(幹夫)今上天皇のお言葉・・・今年8月15日は平成最後の終戦記念日でした。
荒海の海を渡れり大西瓜 春生
○(幹夫)何だか島崎藤村の「椰子の実」の詩を思い出した。
草の罠かけて晩夏の秘密基地 アネモネ
○(幹夫)幼少の思い出なのでしょう。
墓洗ういつもお願い事ばかり 道人
○(幹夫)確かに・・・。リズムがいいですね。
旺盛な食欲亀の大暑かな 瑠璃
○(幹夫)暑さに強い亀だ。