参加ありがとうございました。
これまでの掲示板では使えなかった写真貼り付けを使って試みてみましたが、いい感じのスタートです。
「三枚の写真で吟行句会」
普通の写真俳句は、一枚の写真に俳句をつける形ですが。
この句会は三枚の景色を見ながら、そこからふくらむ世界を句にしてもらう試みでした。
少しだけでも参加者みんなで吟行できたらと思っての企画です。
次回の1日締切の句会から月に一度、この形式で句会をやっていこうと思います。
奮ってご参加ください。
それでは、現在選句を告知している句会の選句くれぐれもお忘れなく。まきえっとさんが待っています。
今回の句会の感想やブログの感想などコメントしていただけるとうれしいです。
※15日締切の句会はこれまで通りの兼題・テーマ・自由題による句会です。
☆カテゴリーにある小麦句会への参加方法をクリック☆よくお読みください。
投句や選句メールの送付についてのお願いが記載してあります。長年参加されている方も、確認の意味でのぞいていただけると助かります。
結果発表
写真その1。
写真その2。
写真その3。
鳥たちのぬくみの眠る春の土 ルカ
◎(ひなこ)鳥たちのぬくみ、感心しました。
◎(瓦すずめ)意味はつぶさには理解できていません。ただ「鳥たちのぬくみの眠る」という言葉がすごく胸にしみる気がしましたし、春の土に合っているように思いましたので、特選に入れさせていただきました。意味ができない私にも、詠み手が春の土を見つつ、あるいは土に触れつつ、物思いにふけっている様子が、伝わってくるようです。
春の闇カーブミラーのすぐ下に 瓦すずめ
○(ルカ)すぐ下に、がぽっかり闇が広がる感じでいいと思いました。
◯(吾郎)こんなとこにもデッドマンズ・カーブ!
整然と春田の畝のつづくかな ひなこ
○(都子)整然がよかったのかな~。
人影のなき黒き畝木の芽立つ アゼリア
◎(餡子)確実に春はやってくるのですが、過疎の村では人に会うこともない位の静けさ。しかし、わずかな畑でも耕されているのですね。
村枯れてミラーに映る物もなし 餡子
○(泉)本当に過疎の村ですね。人もクルマも滅多に通らないでしょう。
カス出るは磨かぬ鏡春ですか 吾郎○(珠子)大笑いです。回文おそろしく楽し。
◎(藤三彩)殺伐とした道路鏡のミラーから「春」への発想転換は温もりのある回文
春耕の影の見方は空ばかり 宙虫
春昼や読誦もれくる花頭窓 都子
○(ルカ)写真なのに、音が聞こえてくる句。
◯(アゼリア』 少し淋しい光景に明るい声が聞こえてほっと致します。
○(珠子)私も花頭窓は気になったのですが、光ふりそそぐ耕したばかりの畑から離れられずにどっちつかずになってしまいました。小さな法事でもあるのでしょうか。小さな花頭窓に絞った静けさがいいと思います。春「中」にしたかったのでしょうか?
○(瓦すずめ)花頭窓を知らなかったので、検索して調べました。春であるという想いを持っていると、あの窓から聞こえてくるお経のリズムも違った意味を持つのかなと、思いました。
立春のひかり膨らむ道路鏡 珠子
○(ひなこ)ふくらむ、ここ。
(選外)(瓦すずめ)立春の光がカーブミラーに反射しているさまを描いているのでしょうか。光の反射をひかりが膨らむ、と表現するのは素敵だな、と思いました。
大切な土地を耕す過疎の村 泉
下萌や大地漲る力溜め 幹夫
◎(アゼリア)大地は活動期を力を溜めて迎えるのですね。地に足のついた力強い佳句と思いました。
(選外)(瓦すずめ)芽が出る様子を見て、野原の大地全体に力がたまっていると感じているのがすごいと思いました。
見送りの母亡し春の雲一朶 珠子
◯(アゼリア』 お母様はなくなられても、懐かしい景色と雲が見送ってくれます。
○(餡子)村を出ていくときに、さみしげな笑顔をしていた母。胸が締め付けられる一句。
◎(都子)写真俳句は面白いと思いました。
○(瓦すずめ)雲は一朶二朶ともかぞえるのですね。初めて知りました。一つきりの春の雲に、見送りに来れなかったお母様を見ているのでしょうか。あるいは、一人旅立つ自分自身を見ているのでしょうか。
○(藤三彩)親が亡くなって知る望郷の句かと
○(宙虫)春の持つさみしさはこういうことですね。
春の雲カーブミラーに映りゆく ひなこ
入れるか寺にも韮てかる例は 吾郎
○(宙虫)写真に韮のにおいが充満してきそう。
草青む城石垣の隙間より 幹夫
○(ルカ)季語がいいと思いました。
○(ひなこ)草青む、が良いと思います。
(選外)(瓦すずめ)草の力強さを感じます。「国破れて山河在り、城春にして草木深し」を思い出しました。
山里の限界集落春浅し アゼリア
○(ひなこ)限界集落、想像力豊か。
◯(吾郎)山里はなくてもよかったかな
○(藤三彩)人少なく、若者もいない寂しさが漂う村の風景写真でした 元気なお題の写真もこれから期待
○(泉)過疎の村、限界集落ですね。日本には多い光景でしょう。
アンテナは羽ばたかんとす春隣 瓦すずめ
◎(吾郎)この辺りの見立ては好きです
○(藤三彩)アンテナが飛び立つという擬人化がなんともいえない
◎(泉)良く観察しています。この過疎の村でも、希望的な表現だと思います。
◎(宙虫)アンテナ見えますね。確かに。動かないものに躍動感を持たせていい。
秘密基地このへんだったよ冬青草 餡子
◎(ルカ)秘密基地を思い出した発想がいいです。
○(都子)よく見て想像力があります。下五 の座りが悪い。
○(瓦すずめ)冬青草が一面に生えた場所を見ながら、過去に遊んでいた秘密基地のことを想っているのでしょうか。「このへんだったよ」というのが、すこし寂しげに頼りなげに感じられました。「ここにあったんだ」ではなく「このへんだったよ」なのですから。
◎(珠子)この写真からの連想はいろいろ広がりましたが、かえって絞りきれませんでした。確かに秘密基地がぴったり当てはまります。連想の絞り方の見事さに◎。「よ」は要るのかなあと思いながら。
○(宙虫)確かに探してしまいます。幼い頃の秘密基地。
(選外)(藤三彩)子供の頃に遊んだ風景はどんどん変わる。見覚えがある土地勘は自分探しかもしれない
春空や人影消えてカーブミラー ルカ
涙にひたす胸ポケットの種袋 宙虫
◯(アゼリア) 郷愁の思いが伝わってきます。
○(珠子)これくらい大袈裟に詠まれるとあっぱれ感があります。青春時代の涙を思い出したのでしょうか。老いたご両親のことを思う涙なのでしょうか。
(選外)(藤三彩)春に蒔くはずの種をどうしたことか?涙する可哀想な訳は?気になります
春雷や過疎の村にも事故がある 泉
○(餡子)そうです。どうしてこんなところで・・・っと思うようなところで、事故が起きています。春雷の仕業でしょう。
黎明に遠嶺望みつ耕さん 都子○(泉)過疎の村でも、労働は必要です。日々の糧を得るために。
白壁の蔵に代々古酒古雛 藤三彩
○(餡子)でしょうね。この蔵にはきっと、お宝がいっぱい詰まっていることでしょう。
○(都子)白壁の蔵と見たのがよかった。
◯(吾郎)そこまで透けて見えるとは!
移りゆく里のアンテナ春近し 藤三彩
これまでの掲示板では使えなかった写真貼り付けを使って試みてみましたが、いい感じのスタートです。
「三枚の写真で吟行句会」
普通の写真俳句は、一枚の写真に俳句をつける形ですが。
この句会は三枚の景色を見ながら、そこからふくらむ世界を句にしてもらう試みでした。
少しだけでも参加者みんなで吟行できたらと思っての企画です。
次回の1日締切の句会から月に一度、この形式で句会をやっていこうと思います。
奮ってご参加ください。
それでは、現在選句を告知している句会の選句くれぐれもお忘れなく。まきえっとさんが待っています。
今回の句会の感想やブログの感想などコメントしていただけるとうれしいです。
※15日締切の句会はこれまで通りの兼題・テーマ・自由題による句会です。
☆カテゴリーにある小麦句会への参加方法をクリック☆よくお読みください。
投句や選句メールの送付についてのお願いが記載してあります。長年参加されている方も、確認の意味でのぞいていただけると助かります。
結果発表
写真その1。
写真その2。
写真その3。
鳥たちのぬくみの眠る春の土 ルカ
◎(ひなこ)鳥たちのぬくみ、感心しました。
◎(瓦すずめ)意味はつぶさには理解できていません。ただ「鳥たちのぬくみの眠る」という言葉がすごく胸にしみる気がしましたし、春の土に合っているように思いましたので、特選に入れさせていただきました。意味ができない私にも、詠み手が春の土を見つつ、あるいは土に触れつつ、物思いにふけっている様子が、伝わってくるようです。
春の闇カーブミラーのすぐ下に 瓦すずめ
○(ルカ)すぐ下に、がぽっかり闇が広がる感じでいいと思いました。
◯(吾郎)こんなとこにもデッドマンズ・カーブ!
整然と春田の畝のつづくかな ひなこ
○(都子)整然がよかったのかな~。
人影のなき黒き畝木の芽立つ アゼリア
◎(餡子)確実に春はやってくるのですが、過疎の村では人に会うこともない位の静けさ。しかし、わずかな畑でも耕されているのですね。
村枯れてミラーに映る物もなし 餡子
○(泉)本当に過疎の村ですね。人もクルマも滅多に通らないでしょう。
カス出るは磨かぬ鏡春ですか 吾郎○(珠子)大笑いです。回文おそろしく楽し。
◎(藤三彩)殺伐とした道路鏡のミラーから「春」への発想転換は温もりのある回文
春耕の影の見方は空ばかり 宙虫
春昼や読誦もれくる花頭窓 都子
○(ルカ)写真なのに、音が聞こえてくる句。
◯(アゼリア』 少し淋しい光景に明るい声が聞こえてほっと致します。
○(珠子)私も花頭窓は気になったのですが、光ふりそそぐ耕したばかりの畑から離れられずにどっちつかずになってしまいました。小さな法事でもあるのでしょうか。小さな花頭窓に絞った静けさがいいと思います。春「中」にしたかったのでしょうか?
○(瓦すずめ)花頭窓を知らなかったので、検索して調べました。春であるという想いを持っていると、あの窓から聞こえてくるお経のリズムも違った意味を持つのかなと、思いました。
立春のひかり膨らむ道路鏡 珠子
○(ひなこ)ふくらむ、ここ。
(選外)(瓦すずめ)立春の光がカーブミラーに反射しているさまを描いているのでしょうか。光の反射をひかりが膨らむ、と表現するのは素敵だな、と思いました。
大切な土地を耕す過疎の村 泉
下萌や大地漲る力溜め 幹夫
◎(アゼリア)大地は活動期を力を溜めて迎えるのですね。地に足のついた力強い佳句と思いました。
(選外)(瓦すずめ)芽が出る様子を見て、野原の大地全体に力がたまっていると感じているのがすごいと思いました。
見送りの母亡し春の雲一朶 珠子
◯(アゼリア』 お母様はなくなられても、懐かしい景色と雲が見送ってくれます。
○(餡子)村を出ていくときに、さみしげな笑顔をしていた母。胸が締め付けられる一句。
◎(都子)写真俳句は面白いと思いました。
○(瓦すずめ)雲は一朶二朶ともかぞえるのですね。初めて知りました。一つきりの春の雲に、見送りに来れなかったお母様を見ているのでしょうか。あるいは、一人旅立つ自分自身を見ているのでしょうか。
○(藤三彩)親が亡くなって知る望郷の句かと
○(宙虫)春の持つさみしさはこういうことですね。
春の雲カーブミラーに映りゆく ひなこ
入れるか寺にも韮てかる例は 吾郎
○(宙虫)写真に韮のにおいが充満してきそう。
草青む城石垣の隙間より 幹夫
○(ルカ)季語がいいと思いました。
○(ひなこ)草青む、が良いと思います。
(選外)(瓦すずめ)草の力強さを感じます。「国破れて山河在り、城春にして草木深し」を思い出しました。
山里の限界集落春浅し アゼリア
○(ひなこ)限界集落、想像力豊か。
◯(吾郎)山里はなくてもよかったかな
○(藤三彩)人少なく、若者もいない寂しさが漂う村の風景写真でした 元気なお題の写真もこれから期待
○(泉)過疎の村、限界集落ですね。日本には多い光景でしょう。
アンテナは羽ばたかんとす春隣 瓦すずめ
◎(吾郎)この辺りの見立ては好きです
○(藤三彩)アンテナが飛び立つという擬人化がなんともいえない
◎(泉)良く観察しています。この過疎の村でも、希望的な表現だと思います。
◎(宙虫)アンテナ見えますね。確かに。動かないものに躍動感を持たせていい。
秘密基地このへんだったよ冬青草 餡子
◎(ルカ)秘密基地を思い出した発想がいいです。
○(都子)よく見て想像力があります。下五 の座りが悪い。
○(瓦すずめ)冬青草が一面に生えた場所を見ながら、過去に遊んでいた秘密基地のことを想っているのでしょうか。「このへんだったよ」というのが、すこし寂しげに頼りなげに感じられました。「ここにあったんだ」ではなく「このへんだったよ」なのですから。
◎(珠子)この写真からの連想はいろいろ広がりましたが、かえって絞りきれませんでした。確かに秘密基地がぴったり当てはまります。連想の絞り方の見事さに◎。「よ」は要るのかなあと思いながら。
○(宙虫)確かに探してしまいます。幼い頃の秘密基地。
(選外)(藤三彩)子供の頃に遊んだ風景はどんどん変わる。見覚えがある土地勘は自分探しかもしれない
春空や人影消えてカーブミラー ルカ
涙にひたす胸ポケットの種袋 宙虫
◯(アゼリア) 郷愁の思いが伝わってきます。
○(珠子)これくらい大袈裟に詠まれるとあっぱれ感があります。青春時代の涙を思い出したのでしょうか。老いたご両親のことを思う涙なのでしょうか。
(選外)(藤三彩)春に蒔くはずの種をどうしたことか?涙する可哀想な訳は?気になります
春雷や過疎の村にも事故がある 泉
○(餡子)そうです。どうしてこんなところで・・・っと思うようなところで、事故が起きています。春雷の仕業でしょう。
黎明に遠嶺望みつ耕さん 都子○(泉)過疎の村でも、労働は必要です。日々の糧を得るために。
白壁の蔵に代々古酒古雛 藤三彩
○(餡子)でしょうね。この蔵にはきっと、お宝がいっぱい詰まっていることでしょう。
○(都子)白壁の蔵と見たのがよかった。
◯(吾郎)そこまで透けて見えるとは!
移りゆく里のアンテナ春近し 藤三彩
写真を使った俳句作りもとても楽しいですね。
個人的には二句なら、一句は雑詠だとうれしいかなと思いました。
でも、この形式もとても楽しいです。
素敵な場を与えていただき、本当にありがとうございます。
都子さん、次回から充分気を付けて投稿してくださいね。
瓦すずめさん、さっそくのコメントありがとうございます。雑詠句は当面この写真では受付ないつもりです。辛抱して付き合ってくださいね。
つまり、余裕があれば参加したいと思います。正直のところ、最初は混乱しました。私にはあまりキャパシティが無いので、出来る範囲で参加したいと思います。
ブログについては、新しい試みで良いことだと思います。前の掲示板でも良かったのですが、ともかく新しいアクションは何かを生むだろうと期待しています。自分としては、文字が小さいので、少し読み辛いのが残念ですね。
部屋はきれいで使い勝手のよい家具が揃っていて・・・まあ嬉しい。でもでも、ああ今までのあのあれはどこ?これはどうしたら使えるの?などなど、戸惑っているご隠居の気持ちです。
快適なマイホームになるように、何とかガンバリマス。
よろしくお願いいたします。
コメントに文字が小さいということでしたが、インターネットエクスプローラーのメニューバーに表示が出てますか?
表示をクリックすると拡大がないでしょうか?
それを使って文字を大きくすることができますので使ってみてください。
文字を大きくできない場合もありますが、多分大きくなります。
ほかのホームページを次に開くと文字が大きいままかもしれませんが、同じ方法でもとに戻せますので。
俳句は出来た時で構いませんのでお待ちしています。
では、次の句会の告知まで。
コメントありがとうございました。
他のホームページでも利用できて、便利になりました。この様な機能が存在するとは、今まで全く知りませんでした。