ワクチン接種が進みはじめ、少し空気が変わり始めた。
全国的にも感染者数が落ち着いてきたようだが、人口集中の地域から人が動くと、地方にあっという間に広がる。
この繰り返しが辛い。
東京や大阪の状況と沖縄や北海道の状況を見比べるとよくわかる。
ワクチン接種の先、どのように風が変わるのか見極める必要があるのではと思う・・・・。
今週は突然の暑さ、マスクが苦しいのも現実だが。
今少し、目の前の騒ぎに振り回されないようにしながら、過ごしていこうと思っている。
いいかげんコロナの話題をするのも飽きなと思いつつ、皆さんの選句をお待ちしています。
★投句一覧
紫陽花や立入禁止のロープ張り
薫風や滑り台から子が消えて
全山の紫陽花方位見失う
阿蘇望むコテージの朝初郭公
紫陽花や「眺望」と言ふ詩を作る
どこまでも夏野 どこからが夏野
青野ゆくあの日の父に会いたくて
万緑や赤き蛇らし滑つて来
棒読みに雨降る街よ七変化
紫陽花も毒もつ花とか目眩せり
紫陽花や逆さ滑りの黄泉の坂
野薊を起点の記憶遠山河
どくだみは罪あらざるに影に沿う
山脈の見える幸せ半夏生
人間の背中に翼梅雨晴間
国境の光る山並夏若し
ABC殺人事件新樹光
空洞のビル街梅雨がたむろする
書を閉じて若葉の中へスニーカー
ひとりずつ初夏へ窓辺のカウンター
紫陽花や町会長は雨男
あぢさゐや夜半に中西龍のこゑ
代休のひとりの昼やソーダ水
雑草も結ぶ実の有り麦の秋
高きより国見をすれば風薫る
丘に建つ久女の句碑やほととぎす
風になれローラーコースターの夏
偉大なる四股名背負ひぬ花茨
冷房室ワクチン接種の危うさよ
スマホ捨て書を捨て夏野へと駆けよ
しんがりが一番元気夏あざみ
額縁のような窓枠七変化
山々は彼方の塔だ草茂る
新緑やくねりて長き滑り台
麦秋の遠き鐘の音白い地図
「バスストップ」のB面ひらけゆく夏野
梅雨に入る孤独楽しむタブレット
名峰を一望したり若葉風
アイスティー資料は未完ミーティング
ふるさとは立ち寄るところ夏薊
紫陽花や解体中のとしまえん
紫陽花やぽとりと虫の滑り落つ
紫陽花はこんな世なれど花は蜜
紫陽花の仮面を打つや雨の音
紫陽花を日の移りゆくブックカフェ
終はざるや充電作業男梅雨
選句数6句(うち特選1句)
締切 6月7日(月)24時
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選外のものでもコメントしたい句がありましたら、コメントを受け付けています。
★当番は宙虫です(選句送付先メルアド)
★★
俳句「麦の会」ブログ更新中。
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