以下のとおり、麦の句会報へ掲載させてもらいますのでご了承ください。
枯草に没して薄き松の影 幹夫
初夢のルート66走破 アネモネ
均されて冬菜青々生家跡 餡子
裸木の空刺すごとく立ちにけり 泉
裸木よ天がおちなば受け止めよ 瓦すずめ
冬木の芽声なき声を放ちけり ルカ
鞦韆の揺れしあれこれ女の身 藤三彩
小春日の父の魔法のおもちゃ箱 あちゃこ
半世紀動かぬ箪笥女正月 珠子
白菜の縛られておる畝一長 仙翁
裸木や影にまう直ぐ人が来る ちせい
隊列のごとく地を統べ冬菜畑 敏
廃屋となりたる隣家軒氷柱 春生
一行は俳句スペース日記買う 多実生
白菜切る過去も未来も真っ二つ 道人
白墨か絵心凍え描く僕は 吾郎
元旦に料金不足の白封書 アゼリア
其れがつい告白となる初句会 瞳人
丸ごとの白菜何もせぬ一日 まきえっと
白菜太るどこかの家が売りに出て 宙虫
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