もう二月。
まだまだ寒さはこれから。
油断はできませんが、急に日暮れが遅くなってきた感じがします。
やっぱり春は近づいていますね。
最近、有名人が次々亡くなっていきます。
テレビで毎日顔を見ていた人たち。
淋しくなりますね・・・・。
でも、春は来ますから。
皆さんも、元気に春を迎えてください。
風花の舞う日電車の音近し
見送りて佇むホーム名残り雪
みちのくの雪の香を乗せ列車過ぐ
どこまでも線路は続く春を待つ
すれちがうときのときめき探梅行
乗り継いでまた乗り継いで雪の故山
あの窓の何処か今頃福は内
行く先は誰にも告げず雪催
大寒や車掌は区切りで礼をする
ポンカンを剥いて2号車7のE
遠会釈交わす機関士寒日和
電線へ「たわんで良いぞ」初列車
老兵の眉間ゆるめよ春の風
寒村につながる路線日に数本
山茶花や夢の続きは乗り換えて
鈍行の窓に一合春迎ふ
日脚伸ぶ新幹線にマンションに
傾斜するビルと追憶冬ざるる
隙間風列車に揺れる四畳半
ジオラマの駅に立つ僕寒夕焼
日帰りで済ます出張日脚伸ぶ
初電車一寸其処までお使ひに
出張を重ねて街は春隣
先見えぬ恋に終止符春の旅
凍えゆく街を切り裂く鉄の音
百の窓百のいとなみ寒月光
一人降りひとり乗りゆく冬電車
なめらかな発車朱欒の国を出る
ふるさとのふと匂いたる冬の駅
冬温し都市風景をスケッチす
初句会ゆきの車窓のビル光る
蒲団干すマンションの前新幹線
積雪の中行く汽笛『雨ニモマケズ』
着膨れて温泉列車の二人旅
春の微動は地底の毒が漏れてのち
東京の空どんよりと春立てり
解体の近きマンション風光る
四五人のお国訛りや初電車
選句要領
★選句数
6句選(うち特選1)
選外のコメントも受け付けます。
★締切
2月8日(水)24時
★当番(投句先メルアド)
nakamusi5011naka@kme.biglobe.ne.jp
↓選句前に再度確認しましょう。
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