小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

麦「句会報」への掲載 2023年2月

2023年02月23日 14時16分59秒 | 俳句雑誌「麦」

インターネット小麦句会(二月分)
月に二度のネット句会。気楽にお立ち寄りください。
http://blog.goo.ne.jp/nakadayo2018
喉元へ上げるファスナー牡丹雪        珠子
春淺し旅先で買うサロンパス         餡子
ホットウィスキーダニーボーイを聞きながら  泉
値切られて笑う露店の懐手          めたもん
雪降る天見上ぐるほどに無重力        アダー女
風神と連れ立ち帰る雪女           アゼリア
現世の影運び行く春の川           仙翁
冬木の芽こころを込めて準備中        あき子
春の雪一寸お喋りしませんか         幹夫
多喜二忌の多喜二の小樽雪しまく       アネモネ
茹汁の真青を流し花菜和え          楊子
雪の上の足跡アリスの入る穴         藤三彩
肥後もっこすを驚かしたる雪女        道人
藤村の『春』うつうつと蜆煮る        宙虫
曲がり屋のたしかな背骨冴え返る       あちゃこ
雪を踏む旅の荷物の重さかな         春生
絶え間なく朝の水場に春の鳥         多実生
越前蟹リュックに連れて母帰宅        カンナ
決まりない春旅たるは稲荷巻き        吾郎
升いつぱい鬼打豆ぞ届けたし         瞳人 
雪降れば青空願ひ砂糖多め          ちせい
前略は春で始まる葉書かな          卯平  
結び目にひかり絡ませ春立てり        まきえっと


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