小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第442回小麦句会投句一覧(12/7選句締切)一部追加投句あり

2020年12月02日 20時26分32秒 | 1日句会
 






12月になりました。
コロナウイルスの第3波。
気の抜けない日々が続きます。
とうとう一年。
ワクチンのニュースも出始めていますが・・・
いつもとはすっかり違った年の瀬になりますね。
 
投句一覧をお届けします。
選句要領に沿ってメールを送ってください。
 

★投句一覧

 

おもむろに科を作るや冬の雲    

歩いてたのはオブジェだってば冬干潟 

ルネ・マグリットめく冬空のイルカ  

極月の他人の空似フェリー待つ  

切り替えの難しい日々冬の海   

風に群れ風に解れて冬鷗  

旅人に葛湯振る舞ふ船着場 

渡し場に鉄のトビウオ冬ざるる  

海水か湖水か冬の水に触る   

夕凪や冬の波止場に人もなし  

空をゆく海豚の夢や神の留守  

年末の桟橋まばら渡船客    

灯は海へはや大年の最終便   

故郷の駅でくしゃみがとまらない

水中のサンタと遊ぶイルカの輪 

満潮は二時と小春の潮見表     

冬雲はサヨナラの色島育ち   

寒雷や銀のオブジェの建つ埠頭 

冬麗ら桑港(シスコ)に遺るマーメイド

思うのは大陸の空牡蠣を割る    

天草の砥石身の透く河豚の盛り   

舟券を失したる淑女神の旅   

フェリーの名はかもめ冬の桟橋に

出稼ぎや揺られて帰る波の花  

山眠る灰色の雲に機影あり   

赤紙の船が横切る冬銀河   

マフラーを編みつ島へのフェリー待つ 

冬凪やふいにかへり来家出の子   

船を待つ当てどなき旅冬鴎    

木造のフェリー乗り場や冬あたたか

浜名湖の朝に一筋冬の舟  

島々に眠る縁や冬の海   

街師走二時間半の待ち時間  

冬ひとり連絡船の時刻表  

冬の海灯台守の果てにけり 

冬・コロナ虚しさつのる時刻表  

沈黙読む船待つ冬の茶房にて   

フェリー最終雲を割る冬没日   

寒怒濤フェリー航路を競ひ合ふ 

次の便待つ間小春のイルカショー 

別れ来て乗り損ないし冬港  

旅人の目をしておりぬ冬の海 

 

 

★選句要領 

 

選句数6句(うち特選1句)

 

締切 12月7日(月)24時

 

選句コメントをつけて送ってください。

 

選外のものでもコメントしたい句がありましたら、コメントを受け付けています

 

当番は宙虫です(選句送付先メルアド)

soranmugi-oomugi2017@yahoo.co.jp

 

選句メールの作り方は、このブログのカテゴリのうち「小麦句会への参加方法」をよく確認して送っていただきますよう、重ねてお願いします。 

 

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俳句「麦の会」ブログ更新中。

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