通学時間、通勤時間にたくさんの時間をかけてきましたが、今は通勤時間が「0」です。
結構、通学や通勤に使っていた時間も貴重だったな。試験勉強したり俳句を詠んだり。
また通勤するようになったら有効に使おう。
兼題:平
渦潮に返す焼きあご平戸島 宙虫
○(敏)長崎方面では飛び魚を「あご」と呼ぶそうですが、作者はその干物焼きの骨? を平戸島を巡る観光船からでも渦潮に投じたのでしょうか。平戸瀬戸の風景と味覚が織りなす作品です。
花冷や黙して喰ぶる雲平糖 卯平
〇(春生)季語「花冷」が決まっています。
関東平野の果ての駅なり初燕 アゼリア
◎(餡子)関東平野というと、兜太の句を思い出しますね。平野の果てですから先は海?千葉の館山?銚子?初燕が新鮮です。何かドラマが生まれそうな駅です。
○(ルカ)平野の果て、が想像をかき立てます。
〇(仙翁)関東平野の果ての駅、何処になるのでしょうね。
〇(まきえっと)関東平野が何か想像を掻き立てます。
選外(卯平)関東平野の果の駅は幾つかある。そこは都会の喧噪から離れた駅だ。そこにやってきた燕。季節感とまわりの景の情景は伝わってくる。ここは上五の字余りは仕方ないかも知れない。しかし、上五の展開でリズムは収まるのでは。「平野」は活かしたいとは思うが。最後まで気になった句。
(道人)(選外)大きく出て「にっぽんの」でも良いような。
平行を維持する時に蠅生る ちせい
業平忌夜な夜な通ふ峠道 春生
○(餡子)昔は通い婚でしたから、こういうこともあったでしょうか。天下の美男の業平・・・。どなたの許へかしら?
◯ (アゼリア) 古文の授業で習いました。伊勢物語。ああいう女性もいるのかと驚きでした。懐かしいですね。
〇(ちせい)季語は「業平忌」。どんな峠道だったのだろうかと想像力が膨らみました。
選外(卯平)なるほど、毎晩のキャバクラ通いも峠を超えて行くとは。こんな「美男子」はキャバクラ嬢にモテるだろう。それは詠み手なのか。業平同様せいぜいそれで身を滅ぼさないように。面白いがバレ句の範疇だ。
金平糖ちらし吉野の山桜 珠子
◎(藤三彩)友禅染のような景が見えます。
○(あちゃこ)まさにその通り。比喩が効いています。
○(ルカ)色彩があざやかです。
〇(まきえっと)景が見えますね。
見る地球水平線は薄霞 多実生
〇(瞳人)どこから見たのでしょうか
若鮎のごとき着地や平行棒 泉
〇(春生)その若々しさが目に見えるようです。
〇 (多実生) 着地はともかく、どの選手も若鮎がぴったりです。私の乏しい経験では、倒立は平行棒が意外に易しかった。
◎ (アゼリア) 白いユニフォームの白井が目に浮かびました。
手の平を透かす血脈春憂い 藤三彩
○(卯平)この作者、兼題からの句に行き詰まりじっと手の平をみた時下りてきた句であろう。上五中七に対する季語の配置は予定調和の範囲ではあるが、捨てがたい。下五の「春憂い」は表記するなら「春愁い(ひ)」だろう。
〇(宙虫)自分の中を不穏なものが流れる。見えない物に対する憂鬱。
平和島蜂の命はまじわいへ 吾郎
○(泉)最初は回文だと思いませんでした。見事な技術だと思います。
(選外)(藤三彩)平和島といえば競艇。鼻先刺したハチの命の儚いこと。
初虹にまたがれている地平線 敏
〇(瞳人)でかいのが出たのだ
〇(珠子)地平線が虹に跨がれているという表現がおおらかで楽しい。
雪の果て寂れし町の平面図 あちゃこ
◎(吾郎)現在、日本各地で見られる光景。様々な物言いを含んだ平面図のキレやよし。
〇(宙虫)雪解けが始まると寂れ具合が歴然となる。平面図がいい。
◯ (アゼリア) 北海道でしょうか?東北でしょうか?雪は降りませんが私の住む街もすっかり寂れてしまいました。
○(まきえっと)平面図がいいですね。
泰平の世の疫癘や花は葉に 道人
○(敏)ズバリ新型コロナウイルス流行の句。花は葉に変わってもその猛威は愈々強烈。泰平な世へのしっぺ返しかも知れません。
平べったい顔の男が来て春愁 餡子
◯(道人)通りすがりでも男は女に、女は男に興味がわくもの。偶々出くわした男が平べったい貌だっとはガッカリ!コロナ騒動の中で楽しい句
〇(仙翁)平べったい顔、。春愁だから、男前ではなかったか。
平熱の街を漂う春の蠅 ルカ
◯(道人)平穏な町に新型コロナウィルスの脅威が漂っている、というイメージでしょうか。
選外(卯平)家庭でもそして勤務先でも体温を計っている昨今。街をうろついている人は平熱であって欲しい。下五の「春の蠅」の位置について少々理が先行していると鑑賞した。
母の日や外階段の平和壮 楊子
○(卯平)この句は評価が別れるだろう。今時外階段があるアパートは珍しい。この経験はそれなりに学生時代をこのアパートで過ごした者しか景として浮かんでこないだろう。アパートの外階段は色々な物語を刻んできた。夜中に足音忍ばせて彼女の部屋を訪れた経験はそれなりに共有できよう。また階下の住民(鑑賞者もその一人)にとって、何時もの夜の決まった時間に階段の靴音。そして暫くして聞こえる二階からの嬌声。ここに来たのはあに図らんや母。果たしてどんなドラマがまっているのか等々の物語を展開できる句である。しかし、特選には至らない。それは詩情を掻き立てないからである。
目溢しは冥途のみやげ鬼平春風 瞳人
容なき虚仮の平面外は春 仙翁
平ったく言ってしまえば春の風邪 まきえっと
○(吾郎)一番シンプルでスマート。こう思いたい昨今ですが…。
○(餡子)まあそうですが、春で終われば良いのですがね。長引かないように、春の風邪で終息してくれる事を禱る毎日です。
○(アネモネ)う~ん!今年ばかりはそうはいかない。
〇 (多実生) 新型コロナウイルスが春の風邪程度ならとつくづく思います。
〇(楊子)この投げやりな言い方が何をかいわんや。ちょっとした憂鬱に自分を往なしながら、そこそこ暮してゆくのです。
◎(ちせい)季語は「春の風邪」。現在のコロナ禍を考えると得心するものがありました。
テーマ:かさかさ
子役喰ふ心算なかろう紙風船 瞳人
葉桜や一口チーズ干からびて 卯平
〇(春生)特にこの季節は乾きやすいようです。
〇(楊子)ちょっとだけど過ぎ去った微妙なあきらめ感が言えていると思います。
かさかさとすれ違う道花の道 道人
手持ち歌五つ六つ言い田打ちも手 吾郎
○(餡子)田打ちや田植えなどの農作業を、村総出でやっていたころの古き良き日本という感じがします。
〇(宙虫)人間の手はいろいろ作り上げてきた。こののどかさがいい。
◎(敏)現在は人手不足もあって機械化された田打ちですが、かつてはすべて人の手によりました。その労苦をやわらげるために手持ちの歌を順繰りに唄ったという句意でしょうか。「五つ六つ」に実感のある回文句。
◯(道人)昔ながらののどかな田起しの景。機械は使わないので手も干からびてしまう。回文律の独特の節回し。
〇(ちせい)季語は「田打ち」。手作業に鼻歌でしょうか。
〇(まきえっと)長閑な雰囲気がいいですね。
竹の子にかさかさ音の近づけり 春生
◯(道人)掘られてしまう竹の子目線の句。近づいてくる魔王の足音。竹の子は逃げようがない。
春の雨透明傘々回収日 藤三彩
春塵やアトピーの手を消毒し 泉
乳液を逆さに立てて花の冷 楊子
〇(珠子)私も同じことをします。シンプルですが季語が効いています。
○(あちゃこ)かさかさでこうきましたか。分かります。買いに行くにも躊躇する今や非日常。
◎(卯平)男性である読み手にはこの景の経験がない。しかし、うら若き乙女の仕草(詠み手)が見えて来る。季語の関係から少女の繊細な心の推移が読み取れる。秀句
◯ (アゼリア) 本当にこのかさかさなんとかしたいです。
テーブルに置かれたままの蓬餅 まきえっと
〇(瞳人)いつまで遊び惚けているのやら
かさかさの手をまた洗う花は散る 仙翁
◎(春生)洗っても洗っても心配なコロナウイルス感染
〇(宙虫)コロナ禍で手洗いが増えて、花は散るの季語は今年に限ると先行きが見えない季語になった。
◯(道人)久方ぶりに注目をあびる手洗い。毎日外出から帰る度に欠かせない。コロナ禍はいつまで続くのだろうか、という感慨が「花は散る」に込められている。
鳥帰る日ごと乾いて行く街を 餡子
◎(泉)コロナ禍で閑散とした街。「乾いて行く」という表現が見事です。
◎(アネモネ)抽象的な「日ごと乾いて行く街」に魅かれました。
◎(宙虫)いろいろなものが一気に乾いてしまった。特に人間関係の乾き具合が一番心配。季語がくっきりと描く街の姿。
◯ (アゼリア) 籠もっているうちに街が乾いていくような気がしますよね。
◎(まきえっと)殺伐とした感じを「乾いて」と表現している感じがします。
風の子の葉叢に遊ぶ沈丁花 敏
量り売る手焼き煎餅花の昼 アゼリア
○(泉)量り売りの手焼き煎餅。昭和の風景ですね・・・。
〇 (多実生) 良き時代を連想します。また、アメ横でクズ煎餅の缶(とにかく安い)を買い大勢で食べたのも青春の思い出です
〇(珠子)季語がいいですね。あつあつのかりかり。
〇(楊子)量り売るに人が見えました。音もきこえました。
〇(仙翁)量り売りとは、懐かしい感じがします。
柏古葉落ちて若葉と入れ替わる 多実生
笹藪に影が分け入る春驟雨 宙虫
○(ルカ)動きが見えます。
○(敏)春驟雨を擬人化していますが不自然な感じはありません。
〇(仙翁)雨の中、訳ありの人影のような。
霾天に渇く唇傘の骨 あちゃこ
○(吾郎)前半はさておき、傘の骨が秀逸。
選外(卯平)霾天時は何となく体全体がかさかさしている感じを受けるのは読み手だけではないであろう。だから唇が渇くのは発見までは至らない。下五の位置は他の鑑賞者がどのように鑑賞するかが楽しみ。
社会的距離のかさかさ葱坊主 ルカ
○(吾郎)1.8mの空疎な空間、来年は笑い話にできるんだろうか。見立ての葱坊主もいい味。
○(あちゃこ)ソーシャルデスダンス?無縁だった言葉が日常語になるなんて。かさかさを人間関係に用いる感覚がいいですね。
〇(楊子)葱坊主が並ぶ感じをダイレクトに詠まれました。ちょっと嗤えます。そしてかなしい。
◎(道人)使いにくい「ソーシャルディスタンス」への挑戦句。人間関係の未来はどうなるのだろうか?「葱坊主」が味わい深い。
〇(ちせい)季語は「葱坊主」。コロナ禍の収束に対する祈念が感じられました。
転げ出るリップクリーム蝶の昼 珠子
◯(アネモネ)素直でいいと思いました。
○(卯平)多分バックの中から転げ出たのであろうリップクリーム。使っているのは男女どちらでもいいだろう。しかし、男性が徐にこれを使い始めたらその場を去る。季語の位置からして女性、それもお年頃の方かと思うが、一方この季語からジェンダーを超えた方であるのか。
◎(楊子)艶っぽいですね。いそいそ感もあります。口紅としなかったことがかえって良かったと思います。
かさかさな皮膚にクリームあたたかし ちせい
◯(アネモネ)「あたたかし」が上手い!
〇 (多実生) 脂性だった私は今かさかさ、老いを痛感しています。
雑詠
春風や嘘つくときの子の仕種 餡子
○(卯平)これは母親目線だ。母親だから直ぐに子の嘘は見破る。それはその子に「嘘の法則」があるから。母親だからこその発見。季語からしてその嘘はけして深刻ではない。「今度嘘ついたらおやつあげないからね」と母親「ごめん」と謝る子。春の開放的な景での一コマ。生活句としての詩情は伝わるが、特選は躊躇した。
◯ (アゼリア) どんな仕種なのか知りたいです。
コロナ禍の死者数花の種を蒔く 珠子
さわさわと手足ちぢんでゆく四月 ルカ
〇(藤三彩)運動不足も甚だしい「外出自粛」。
○(あちゃこ)実は今一つさわさわ感が分かりません。じわじわの手前?でも、この感性には惹かれます。
◯(アネモネ)「さわさわと」が妙にリアルです。
〇(宙虫)若かりし頃は手足がぐんぐんのびた四月だったんだが・・・・。さわさわが不思議な。
じっと見る生命線や啄木忌 道人
〇(瞳人)そんなの、あてにならないと思いますが
〇(藤三彩)肺疾患と窮乏のうち亡くなった石川啄木。薄命の悲しさよ
○(泉)「生命線」と「啄木忌」が、良くマッチしています。
○(餡子)あまりにも啄木過ぎて、季語とのつながりなど気になったのですが、今のコロナ禍のもとお亡くなりになる方も多く、生命線がずしんときました。
〇(春生)啄木忌は付きすぎかもしれませんが、好きな句です。
選外(卯平)作者は発見と思うであろうが、この手は既に詠みつくされて類似類句は多いであろう。
春の夜の夢と知りてや明け烏 仙翁
〇(藤三彩)「明烏」は落語の噺。日本橋の堅物な若旦那時次郎が吉原でひと夜を明かすと・・
○(卯平)中七の「や」がこの句では生きている。知ったのは詠み手ではあろうが早朝の鶏の声で目が覚めて改めて「夢だったのか」と思いを巡らしているのであろう。おそらく詠み手は妻に先立たれた初老の男性では。共感する句である。
てふてふの浮きつ沈みつ高みつつ 春生
〇(珠子)そのほとんどが食べ物を探す動きなのでしょうが。キミは空から探せるのだから・蟻とは違うのだから・もう少し効率を考えたら?と突っ込みたくなるような動き。
◎ (多実生) 飛行機の様に水平に飛べないのが蝶々、つを巧く使いリズムが良く爽快です。
○(敏)こういう句を読むと、旧かなもいいなという気になります。蝶々の柔らかさと静かさとが伝わってきます。
(選外)(道人)蝶々の伝統的な捉え方として巧い。「つ」音のリフレインなど。
六畳の真ん中に置く春炬燵 まきえっと
〇 (多実生)我が家は堀炬燵なので、一年中蓋をする事なく部屋の真ん中です
○(ルカ)いかにも春炬燵らしい。まだまだ居座ります。
〇(ちせい)季語は「春炬燵」。真ん中にある存在感。
悪玉はし太く生きる花の冷え あちゃこ
花は葉に繰り返される再放送 藤三彩
○(泉)最近のテレビ番組は、再放送が多いですね。これもコロナ禍かな?
春昼の椎間板がジェル化する 楊子
○(吾郎)そういわれれば納得。痛みも和らぐ感じ(笑)
花冷えや君との間の二メートル 敏
〇(瞳人)見込みがないということですか
〇(珠子)君と2m離れたら大きな声を出すことにもなりそれも危う。混みそうな夕方を避けて午前中にスーパーに出かけましたがかなり混んでいました。テレワークの影響もありそうです。この先大いに不安です
○(餡子)物理的に2メートルがコロナ対策予防の距離とされています。が、これは「君」とですものね。直ぐ隣に居るはずの彼女。2メートルは遠い!ああ、、恋愛にもコロナの影響が。
山笑うほどにさみしい街の影 宙虫
○(あちゃこ)自然と人間社会の対比が効いています。心から笑えていないなぁ。
(選外)(道人)「影」がやや曖昧だがコロナ禍での自然(山)と人間世界(街)の対比がいい。
仕立屋の窓のトルソー軒燕 アゼリア
◎(珠子)ちょっとした路地の仕立屋さんの出窓のトルソー。春物ジャケットでも着せる予定なのでしょうか。何気ない取り合わせでいい風景です。
◎(あちゃこ)胴体だけぽつんとある窓。心情を物に語らせ、見えないものをたっぷりと想像させてくれる。時が止まった仕立て屋と燕の飛び交う様の対比も効いています。
◯(アネモネ)景が鮮明に見えます。
〇(春生)「仕立屋の」が雰囲気を出しています。
〇(楊子)映画の一場面のような画が見えます。しかも映画の最初の部分。とりたてて事件や恋愛があるわけではないけれど、淡々とした美しい映画が始まります。
○(ルカ)トルソーが生き生きしています
○(敏)トルソーに燕が顔のように乗っかっているようなイメージが湧いてきました。
◎(仙翁)ツバメが来ましたか、トルソー、いいですね。
〇(まきえっと)映画のようです。
歯痛虚偽平ら開いた御忌写し 吾郎
春愁や家計簿つける妻の顔 泉
店員の深きお辞儀や復活祭 卯平
〇(藤三彩)復活祭と馴染みのお店と客の心境の取り合わせ。新コロナ禍により教会の礼拝も今は中止中。
○(ルカ)今、世界中の、人を生かすための仕事をしている人に感謝。
〇(ちせい)季語は「復活祭」。日本人にもイースターはなじみにあるものに変化し
つつあるのかもしれません。
宝塚ホテル消すゴム四月馬鹿 瞳人
選外(卯平)この句には材料がいっぱいだ。先ず上五の「宝塚ホテル」の普遍性をどう解釈するか。中七の「消すゴム」は消しゴムか。そして下五の「四月馬鹿」。これらの材料で料理された句であるが、残念ながら食欲が湧いてこない。どなたか食後の感想を聞きたい。若しくは材料提供者の弁も。
無観客変らぬ雄姿春競馬 多実生
◎(瞳人)差せえーっという叫び声は、馬には聞こえないのですね、きっと
○(泉)コロナ禍は人間だけの事。馬はただ走るだけです。
躑躅咲く積み上げたものが落ちて来る ちせい
○(吾郎)なんとか繕ってきたけど、ようやくボロが出た感じ。実に迷惑。
〇(藤三彩)こつこつとやってきたものが突然の禍々しい事により頓挫する。「命と健康」があれば立て直せる。
〇(仙翁)今、積み上げたものが落ちてきているような。
次回をお楽しみに。
広島もいよいよ新型コロナウィルス感染症が拡大して来ました。何だか明日は我が身、という気がして、イヤなものです。健康だからこそ、いろいろと文句も言える。しかし、人間は逞しいですから・・・?
たくさんの人たちに親しまれた風雅な宝塚ホテルが消えるそうです。