小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第456回小麦句会投句一覧(7/7投句締切)

2021年07月02日 08時12分37秒 | 1日句会

雨が大変な地域があるようですが、皆さんの地域はどうだろうか?

異常な早さで入梅した熊本は、五月の中ごろにどっと降ったきり、いまだ雨が降らない。

九州の南の方ではけっこう降っているのに。

毎日の天気予報で明日明後日は雨という予報がずっと出ていて、当日は雨が降らず、晴天・・・・。

こんな日が続いていたが、さすがに雨が来そうな空模様になってきた。

朝からすごい蒸し暑さだ。

コロナワクチン二度目の接種を終えた方々も随分いるかもしれないが、梅雨の末期、大雨には充分注意して。

 

 

 

では、選句を・・・・・。

 

★投句一覧

 

万緑の汀に思ひ出拾ひをり   

天蓋のこの木なんの木蝉鳴く木 

思い出を探す海岸遠く雷  

夏の海孤独なままに浜を掘る  

夕焼けに染まりたくない潮目どき

ダム湖にも龍は棲むのか霹靂神 

宇宙へと戻りゆく水半夏生   

出水跡河口まで追う漢の背    

炎天や入江の浜の逸れ犬  

鉄塔の荒ぶる風よ青岬   

遠き日の欠片を探す夏の海 

橋桁は谷の廻廊旱星   

対岸は夏の装い橋渡る   

鮎の影探す逍遥男の背     

暴れ川記憶そのまま夏がまた 

夏浜を探すをとこの破片かな 

白南風の汀に独りぼつちかな 

ラインOFF夏の海峡ひとっとび

夏の花大河の流れゆつたりと 

青空や白いヨットに裕次郎  

雷鳴の昼を重たく椰子の影  

運動不足土用蜆の汁啜る    

炎昼の湾たむろする光かな

分校の授業にぎやか若葉風

透明な橋をくぐってゆくボート 

炎暑また水漬く屍の茫として   

船長に退職期限南風吹く    

七月へ解き放つ水蒼き星   

夏雲に沿って航跡まっしぐら  

白南風や太き水脈曳く臨時便    

夏の川眠れる獅子のごと静か 

隠れキリシタン住みし岬の落とし文  

万緑や辺鄙な島の猫屋敷   

空梅雨やつくづく湖の底あらは   

帰省する度に抜け行く島言葉   

河童忌やわが町箱庭波しづか    

島つなぐ橋潜り抜け夏に逢う  

夏潮の寄する未来の遺品かな  

夏干潟ぶりきのひとのねじ切れて  

湧き出ずる山の一滴夏の海    

沖待ちの船影夏至の潮満ちる   

遠小島振り返らずにボート漕ぐ   

炎帝に送電塔の武者震い   

夏の山反射に苦悩が増加して 

 

★選句要領 

 

選句数6句(うち特選1句)

 

締切 7月7日(水)24時

 

選句コメントをつけて送ってください。

 

選外のものでもコメントしたい句がありましたら、コメントを受け付けています。

 

当番は宙虫です(選句送付先メルアド)

soranmugi-oomugi2017@yahoo.co.jp

 

選句メールの作り方は、このブログのカテゴリのうち「小麦句会への参加方法」をよく確認して送っていただきますよう、重ねてお願いします。 

 

★★

 

俳句「麦の会」ブログ更新中。

http://mugihumi2190.seesaa.net/

 

  

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿