小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第367回小麦句会投句一覧(10/7投句締切)

2017年10月02日 21時44分27秒 | 1日句会

急に涼しくなってきました。

せっかくの青空も長続きせず、今週は雨つづきのようです。

これから紅葉に向かっていきますが、本当に絶景なる紅葉に出会えるチャンスはそうそうないと思っています。

みなさんは、どんな紅葉にであうことになるんでしょうか?

 

選句の前にお願いです。

一応、この1日句会は「写真吟行」として俳句を募集しています。

写真の内容をそのまま写す必要はありませんが、写真からひろがるイメージで作ってもらうことをテーマにしています。

選句についても、写真とのつながりなどを考慮した選句をしていただけたら、この句会を運営する側もうれしい限りです。

 

 

 

★投句一覧

赤煉瓦からはじまるレール秋彼岸  

廃鉱の列車賑わう秋祭  

彼岸会や原つぱに砂利積み上げて 

ぼかし描く後の彼岸の般若の画  

空高し終着駅は始発駅     

一人ずつ消えゆく車両冬隣  

花野行き女性ファーストA列車

降り立ちて巡る故里鰯雲  

道づれは秋風とペン倉庫街 

御詠歌の流るる寺域鳥渡る 

一徹の贔屓貧打の秋暮るる 

老いの脚引きずり出れば草は実に  

ふるさとの無縁仏や蚯蚓鳴く    

題目の大音響や穴惑ひ   

空っぽの花野へ迎え行く電車

謂れある煉瓦倉庫や昼の虫 

遙かなり大将ごっこ秋時雨 

八千草に煉瓦倉庫の破れあらは 

宣伝の新酒を持つや男前  

秋彼岸悲願は自我の確立か 

豪雨などどう凌ぎしか虫時雨

中吊りに廃刊の記事鰯雲  

此処からは背筋伸ばして秋遍路

山を背にコの字に咲ける彼岸花

回送の運行秋日の濃きところ 

砂利を積み秋の空との距離詰める

この代で終わりし家系秋彼岸  

秋分の始発電車で行く古郷    

鵙猛る俺のことなら放つといて  

乗り継いで銀河ただいま分譲中 

さやけしや吊り公告の漢の目  

色なき風や奪衣婆の旗頒布   

死に近き齢となれり鶏頭花  

人形の棲む蔵の鍵十三夜    

 

 

★選句要領

★選句数
6句選(うち特選1)
選外のコメントも受け付けます。

★締切
10月7日(土)24時

★当番(投句先メルアド)
nakamusi5011naka@kme.biglobe.ne.jp

↓選句前に再度確認しましょう。
☆カテゴリーにある小麦句会への参加方法をクリック☆よくお読みください。



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