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依頼を受けた枝切り鋸を目立てし、その動画をyputubeにアップした。
「手順のみの動画」 は、ココ。
二枚の良し悪しが顕著だったので、使い分けをしてもらおうと考えていた。
、、、で 、、、
受け取りに来宅した方に説明をし始めたところ、「アッ 動画を見たので分かりました」との言葉。
アップロードして二日目だった。
おかしな話だが、二日もあったら知られるのは常識でしたが、うかつに 「もう 知ってるの ?」と直感。
実生活の場とネットの世界を一緒に過ごしているんだなぁ 。 こんがらがっている!
出来の悪い方の鋸を、それなりの使い方にしてもらうことで落着。
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物置に在ったからと、新たに二枚の腰鋸を持参し、チェック依頼。
頭部が折れて、短くなっている鋸が気になった。
目のサイズが刃渡り全て同じ粗さ。
そして、首の形が珍しい!
両刃鋸タイプの、手が直ぐ柄だったのを、
曲げ加工を施したかのように見える。 面白い推測。
鋸身の厚みが ぶ厚い! 「もしや玉鋼か?」 ヤスリ使いが楽しみに。
もう一枚は、薄造り。 狂いが酷い!
曲りは当然で、効率良く進めるには如何に?
考えるまでもなかった。 詰まり が凄かったから。
左は頭部。 右は その手前部。
中央を延ばす為に、丸鎚を使ったが、同時に捻じれが在るので ハ鎚使いも。
頭部は 赤い線のように叩くが、その直ぐの元部は 赤い線に叩く。
捻じれの酷さが想像できるでしょう。
鎚使いを重ねる毎に、全体が落ち着いてくるのを感じる面白さ。
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目立ても、チョット 難儀。
お父さん任せだったが、今は自分がやらなければならなくなった、敷地管理。
小屋の中を捜して見付けた鋸。「研がないと !」 とネット調べでヒットした動画。
自分でやろう! とした気持ちは簡単に「ついえた」との事。
なので こんな近くに鋸鍛冶屋が在ったのか!と持参したのが先の枝切り。
今回の鋸は、先の枝切り鋸よりも長期間眠っていたので、刃部には厚いサビ。
このままでヤスリを使うと、ヤスリが目詰まりするので、切れなくなったヤスリで軽く擦る。
左を → 右程度に
ヒッコキで太くなった目は細くしてから、アサリ出しへ。
そして「玉鋼か?!」の 刃磨り工程でした。
残念ながら、玉鋼に あらず! でした。
今後の管理に不手際が無ければ、次世代まで使えます。
「伝左衛門が居なくなったら、自分で目立てを ! 」
首をかしげていました。 磐梯山麓の小さな町の住人様でした。
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