葛飾北斎の作品、{遠江山中}に太くて長い木材を縦に切り裂くように鋸を扱っている人が居ます。
あの鋸が「撞木柄」を取り付けた、ガガリ鋸なんです。
下は柄を抜いていますが、「撞木柄のガガリ鋸」です。
よ~く 見ると、中央部に目の先端が折れてしまっているのが見えます。
宮大工の棟梁氏が「どうにも挽けない」と任せられた。
もともと目のサイズが大きい上に粗く仕上げて有るので(4)と(5.5)の間が
広くなって、引っ掛かってしまうのです。
仕事のスタートは、「ひっこき」といって、折れている目の先端が、他の目と同じ高さになるまで
ヤスリで減らします。
これが容易ではありません。
焼きが甘い「安い鋸」なら兎も角、プロが使う道具ですから鍛冶屋さんが
出鱈目は絶対にしません!
連日、猛暑続きなので、72歳にはきつい!
この続きは、後日とします。
ごめんなんしょ
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