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隅田川と思われる川辺に、伝左衛門の仕事場並みの
家々が在り、川面には幾多の チョキと呼ばれる小舟がもやってある。
耳に入っているのは、赤ん坊の叫び泣き。
洗濯物干しの、お婆さんが気付いて、歩を運ぶ。
小さな子守神社の前で、泣き叫ぶ赤子を目にする。
「どうした どうした」と抱き上げたお婆さんは我が家へと歩む。
カメラはガラス戸の仕事場の中から捉える。
老職人が細長い柄の槌を手に、鋸を叩いている。
明らかに昭和30年代には東京にも数知れず存在した、目立て屋さん!
外の明かりを鋸面に取り入れての狂いを無くす仕事光景としては疑問が残るが、
伊丹十三監督が、この映像を取り入れた事に感動!!
主人公の貧しい生い立ちを、ストーリーの初めに使ったのでしょう。
コンクリートが無い岸辺、家々、木製の小舟。
時代背景の中に、鋸の目立て屋
鋸業界の変貌 ・・・・⁈ イヤイヤ
いろいろと勝手な推測を、伊丹氏の撮影現場の 一コマや、スタッフのコメント
ロケハンの苦心等を思い浮かべながら、楽しんでみよう。
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