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のこぎりの 歪み(ひずみ)について

2019年08月28日 18時30分42秒 | 鋸目立て

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弟子入りした直後の未だ鋸を理解できていない頃から、

お師匠さん・深澤一二氏から、強く指導されたのが<歪み取り>でした。

如何にして歪みの無い鋸を仕上げるか!  これが当面の目標でした。

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「歪み」とは、鋼内部の「伸縮」です。

延びてる部分と、詰まっている部分が出来ます。

鋸制作の最後の艶出し工程の前までに、伸縮を調整するのですが、

鋼は熱が加わると狂いを生じさせて、歪みを作ります。

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木を切る作業中にも、目立てをして鋸身に磨り込んでも、鋼は 暴れます

以下は伝左衛門なりの解説です。

詰まって(縮まって)いると木の中で動きが悪くなるのが伝わってきます。

捻じれが出来て切り溝が広がります。


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下記は専門的な付録です。


           ==== 会津 中屋伝左衛門 ====



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1 コメント

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Unknown (柿野)
2019-08-29 23:08:20
アップありがとうございます。刃槌で斜め打ちしましたが、反応が見られませんでした。斜め槌で打ちましたら、ねじれがまた改善されました。鋸身が全て抜けていたと思い込んでいたのでしょうか。部分的に詰まりが残っている可能性ありです。
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