先述の鍛冶史写真集「会津手語り」に掲載されている
鋸鍛冶屋 {中屋市右衛門氏} の初代が製作したと思われる 大鋸 の目立て依頼があった。
持ち主は、写真集に姿、顔、関わる文言が
掲載されている、大工の親方さん。
持ち込んでくれたのは、鍛冶史写真集の著者 赤沼博志氏。
「この銘は、市右衛門と読めますね 」
見ると、市 右 門 とは読める。
丸みを強調した見事なデザイン性!
タガネを指先で器用に操作している動きが目に浮かぶ様です。
中屋市右衛門の三代目は私と同年代である。
先代様とは面識も有ったが、流石に先々代様とは、お会いした事も、写真を見た事もない大先輩様。
その方の製品を目にして、お会いした感覚を持てた。
刃先の処置が辛かったが、楽しい時間を持てましたよ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます