池田理代子先生の原作漫画「ベルサイユのばら」が今年で40周年になるそうです。
私は「ベルばら」は週刊マーガレットで連載してる頃、よく学校の帰りに書店で立ち読みしてました(笑)
その後、「ベルばら」が宝塚の舞台になると知って最初は「え~~?!」って思いました。
だって、私は大の原作ファンで。もし漫画のイメージが壊れたら絶対許さないと思ってました。
でも、それは見事に裏切られて。。と言ってもいいほうにですよ。
それまで宝塚なんてよく知らなかった私がテレビで榛名由梨さん演じるオスカルの「ベルサイユのばら」を見てすっかり宝塚のファンになってしまいました(笑)
数日前にたまたま書店で目に付いた「池田理代子の世界」
初期の作品から今までの数ある作品のことが掲載されてます。
池田先生は漫画化デビューされてからも45周年になるんですね。
そして、池田先生に関わる漫画家さんたちのコメントも面白いです。
思えば、私が池田作品に最初に出会ったのはベルばらよりももっと前。
貸本の単行本でした。
タイトルは忘れましたがストーリーもよく覚えています。
週刊マーガレットでは「この空の下に」が最初だったと思います。
その後、「ふたりぼっち」「桜京」「章子のエチュード」「ベルサイユのばのようなら」「おにいさまへ。。」「オルフェウスノ窓」、セブンティーン連載でしたが「妖子」とかもありましたね。
短編読みきりでも好きな作品が結構ありました。
「ローラの初恋」とかも好きだったな。
幼い7歳か8歳?のローラがふとしたことで出会ったハンサムな青年に恋をします。
でも、自分のような子供ではなく美人の姉のリディアのような大人だったらと願います。
すると目が覚めると不思議なことが。。
自分が大人になっていてお姉さんそっくりになっていたのです。
ローラは急いでアルマン?だったかな?に会いに行きます。
アルマンもローラの美しさに惹かれていきます。
でも、ローラはやっぱりまだ子供。アルマンと本当の恋はできません。
そこで、ローラは自分の屋敷に招待して姉と引き合わせます。
そして、二人はめでたく結婚しました。
ローラの胸には初恋の甘い痛みが残りましたが。
この時代ってこういうメルヘンちっくな作品が多かったですよね。
私はこういう作品が大好きでした。
「オルフェウスノ窓」は最初マーガレットだったのが途中でセブンティーンに変わりましたよね。
セブンティーンに変わってから何かあまり覚えてなくて最終回なんてどうなったのか思い出せませんね(苦笑)
聴くところによるとイザークが殺されるとか聞きましたが。
その辺どなたか詳しく教えてくださいませ。
「ベルサイユのばら」に関してはコミック全10巻、何度も何度も読み返しました。
宝塚の舞台はもちろん大好きですが実写では表しきれない表現力ってありますよね。
私は今でも「ベルばら」は漫画原作が一番だと思ってます。
オスカルの微妙な心理、アンドレのオスカルに対する心の格闘、苦しみ。
身分違いと言う忌々しいものに一生報われない愛。
そして、アンドレを愛しているとわかった時のオスカルの女としての心。
そして、アンドレとオスカルが結ばれた時の場面。
こういうところも池田先生は凄く綺麗に描写されてますね。
アンドレが撃たれ、オスカルが撃たれ。。。
ロザリーがオスカルの胸に取りすがって泣き崩れるシーン。
あれには私も号泣しました。
何度読み返しても涙が溢れてましたね。
ベルばらを知って私はフランス革命の本まで買いました(笑)
こういう素晴らしい作品を描かれた池田先生は凄いと思います。
今、東京ではベルサイユのばら展が開催されてるようですが大阪は来年だそうですね。
来年といえば「ベルばら」が再び宝塚で再演されるとか。
たぶん、それに合わせてと考えたのでしょうね。
「ベルばら」公演も「ベルばら展」もどちらも凄い人出になりそうな予感ですね。
でも、きっと私は行くでしょうね(笑)
http://www.asahi.com/event/berubara40/
興味のある方は是非、見に行ってみて下さいね。