去る4月27日(土)に宝塚雪組公演「ベルサイユのばら」フェルゼン編を観に行ってきました。
当日はオスカルとアンドレが役代わりでオスカルを宙組トップスターの凰稀かなめさん、アンドレを星組トップの柚希礼音さんが特出で演じました。
凰稀さんは足が長くスタイルが良くてほんとに綺麗なオスカル様でした。
柚希さんも背が高く歌も上手くて包容力があって素敵なアンドレでした。
この日はGW初日と言うせいもあり劇場内は立ち見までぎっしりでしたね。
私は1階のセンター通路側という凄く見やすい席で良かったです。
宝塚大劇場の座席は舞台前から1列、2列の順でたとえば1列1番、1列2番と言う感じで横並びに番号が書いてあるます。
だいた、50番台、60番台ぐらいが舞台中央で見やすいです。
私は宝塚歌劇は昭和49年にNHLで放送された「ベルサイユのばら」の初演をテレビで見て嵌りました。
それまでは原作漫画ファンだった私は宝塚歌劇で舞台化するというのを知って「え~~、オスカル様を生身の人間がやるなんてありえない!」と思ってました(笑)
元々池田理代子先生の漫画ファンでもあったので「絶対やだ!」と思ってました。
でも、テレビでしか見てないのですが「あ。。。これなら許せるかも」なんて、思ってしまいました(笑)
「ベルサイユのばら」はその昔、フランス映画?でもありましたよね。
オスカルを演じたのがカトリオーナ・マッコーレさんとか言う綺麗な方で1時期化粧品のCMにも出たりして話題になりましたが。
でも、劇場版をテレビでチラッと見ましたが「あれは却下です」(笑)
まず第一にオスカルが生めかしすぎます!(苦笑)
アンドレもちょっと違う。。。いや、だいぶ違うって感じでした。
やっぱり宝塚の舞台が一番原作のイメージを壊してなくて良かったです。
目の中に星が輝いてる(笑)まさに宝塚で演じるオスカル様にはそれがあったんですよ。
宝塚での醍醐味はなんと言ってもオスカルとアンドレが結ばれる「今宵一夜」の場面です(笑)
柚希さんのアンドレが凰稀オスカルを抱きしめてキスをしながら暗転になるのですがしてるか、してないかきわどいタイミングで終わります(笑)
でも、柚希さんのキスシーンはほんと上手いです(笑)
でも、ここで私が言いたいのは。。今宵一夜は漫画のほうも確かにありました。
ただ、いざアンドレが抱こうとした時点でオスカルは「でも、でも、。。。怖い」と言って逃げようとします。
そこをアンドレにつかまえられて、「オスカル、もう待てない。俺は今まで十分すぎるほど待った。もう待てない」と言って抱きしめられます。
そこでオスカルも観念して(笑)「お前のものに」と言って抱かれるんですよ。
こういうところ、いくら男装の麗人と言われていても、やっぱりオスカルは女なんだなあと突っ込みたくなりました(笑)
オスカルがアンドレと結ばれるこのシーン、その当時コミックで何度読み返したことか(笑)
男女の結びつきの何たるやも全然わからなかったうぶだった頃(爆)
私もこういうふうに結ばれたいなあと思ったものです(笑)
オスカルはお酒の飲みすぎで肝臓か胃を悪くしてましたよね。
舞台ではアンドレが橋の欄干の上で撃たれたのを見て自分も敵に立ち向かって撃たれます。
でも、原作ではきっとあのままじゃ撃たれなくても長くは持たなかったんじゃないかと思います。
実際、何度も喀血してますしね。
アンドレもオスカルの身体の不調を薄々感じてたんじゃないでしょうか?
だから、オスカルが馬上で咳き込んだとたん、心配して見えない目でオスカルの元へ駆け寄ったのではないかと。。
まあ、勝手に妄想してますが。。(苦笑)
アンドレの祖母、マロン・グラッセも2人の後を追うように亡くなりましたよね。
この雪組公演、内容としては。。「う~~ん、ちょっと」って感じですが観る分には豪華だし綺麗だし、一度は観てみる価値はあると思います。
でも、内容的には昭和50年に公演された花組版が一番好きですね。
榛名由梨さんのアンドレ、安奈淳さんのオスカルでしたがオスカルもアンドレも原作に限りなく近かったと思います。
オスカルがジェローデルとの結婚を勧められて「ここに1人の男性がいて、彼はおそらく私が他の人の元へ嫁いだら生きてはいけないだろうほどに私を愛してくれていて」というオスカルに「アンドレ・グランディエのことですか?愛しているのですか?」と言われ「わkらない、そんな対象として見たこともなく・・ただ兄妹のように。、いや、兄弟以上に喜びも悲しみも。。。」の下りが好きです。
安奈オスカルの時にもその台詞はあったのですがやっぱりあれがあるほうが良かったです。
オスカルが歌った「愛の巡礼」という歌も大好きです。
という、「ベルサイユのばら」を語りたかったのか宝塚のことを語りたかったのかわかりませんが(笑)「ベルばら」は永遠ですね。
私は「ベルばら」は今でも原作が一番好きです。
あれを越えられるものはないですね。
とまあ、朝から1人熱く語ってみました。