不動 ひやおろし 純米吟醸生詰原酒

まだまだ暑いですね。
それでも日本酒業界は既に秋のようで、
秋向けのひやおろしが出回り始めました。

今回は千葉県成田市にある鍋店（なべたな）株式会社の
不動　ひやおろし　純米吟醸生詰原酒です。
http://www.nabedana.co.jp/





お。開封するとかなり甘く薫りますね。
個人的には好印象。

では戴きます。
ん？んん？
口に含む寸前まで気高く薫っており、口に入った瞬間も
一瞬甘みが出るのですがサッと引きます。
で、後を追うのが酸味ですね。

薫りほど甘くなく、口当たりの良い感じ。
薫りが10とすると甘みが7、酸味が8といったところ。
後味にじわーっと苦味のような感じも残りますが、個性といえる
レベルで不快感はありません。

試しに枝豆と一緒に飲んでみましたが甘みが際立ちますね。
これはこれで良いかも。

前回のコチネレが全力で裏方に徹していたのに対して、このお酒は
つまみを踏み台にして自分を飾る感じですね。


さて二日目。
薫りは控え目になってしまいました。
甘みはほぼ変わらず、酸味は少し強くなったかな？という程度。
で、出てきたのが苦味。
昨日はほんのり感じられる程度だったものがハッキリ残るくらいに
感じられるようになりました。
うーむ。
このお酒は開けたら飲みきってしまう方が良いかもしれません。

三井の寿 純米酒 コチネレ

今回は九州　福岡県のお酒。

三井の寿　純米酒「コチネレ」です。
製造元は株式会社みいの寿さん。





･･･個人的には漢字のラベルが好きです（笑）

封を開けると吟醸香ではなく醸造酒っぽい薫りがします。
少し鼻に突く感じがありますね。
ふむ、ラベルを見ると確かに純米酒です。

では戴きます。
鼻に抜ける酸味と醸造酒っぽい風味が広がります。
その後でやわらかい旨みだけを残してサッと消えますね。
えぐみや苦味はありません。
甘み、酸味も薄く系統でいうとかなりの辛口です。
良く言うと引際が良い、悪く言うと印象が薄い。


食中酒だそうなので食べ物と一緒に飲んでみます。
今回は頂き物のいわしの佃煮。

なるほどなるほど。
佃煮単体では少々生臭さが気になるところを、日本酒が
きっちり消して旨味を出しています。

演技が光る名脇役というよりも裏方に徹するスタッフといったところでしょうか。

このお酒と何を一緒に食べたら美味しいかな？とか想像してしまいます。
うん、ピザを食べてみたいかも。
チーズにも合いそうだなぁ。

たまにはビールです（二種）

たまにはビールですよ。
というか夏場はビールが美味しいですね。

見た事の無いビールが売っていたので買ってみました。
ってすみません、色々手違い等あって写真がありません。
ぐぐってください（笑）


アサヒ　琥珀の時間

名前から解るように黄金色のピルスナーでは無く、濃い目の色の
ビールですね。アンバーエールに属するのかな？

では戴きます。
うーん。
色の濃いビールによくある焙煎香があることはあります。
ただ凄く薄いです。
しかも軽い。
薫り高いエールでは無いですね。

アサヒはドライが主流で軽くキレのある味を売りにしていますから、
どうしてもこっち方面に傾いちゃうんですかね。
個人的に美味しいと感じたドライプレミアムくらい濃い方向に振っても
良かったんじゃないかなぁ？

あとは毎回思うのですがコーン、スターチは抜きません？
ってこのビールは米も入ってるんですかっ！？
どうも甘く感じるんですよね。
ビールならホップと麦芽だけで勝負して欲しいかな。

周りの人に聞いてみるとドライ派が圧倒的なんですよね。
自分はかなり異端なんだと思います。
濃く、苦く、味わい深いビールの方が美味しいと思うんですけどねぇ･･･。




さてさて、麦芽とホップだけの純粋なビールって出ないものですかね～？と
思いつつふとコンビにを見るとありました！

サッポロ　ビアサプライズ　至福の苦み

随分と思い切った命名です。
これでふんわり華やかだったら怒りますよ？

では戴きます。
おお、おおー。なるほど強いねぇ。

ほんのりとホップが薫ります。ただそれほど強くありません。
風味も遠くで手を振っている感はあるのですが実感しにくいです。
ついでにそれほど濃くは無いですね。どちらかというとアッサリ気味です。

で、苦味ですがこれは強いです。
なるほど苦いです。ガツンときます。
薫り薄めのIPAという表現が適切かな？
良くここまで苦くしてくれましたという感じです。
ただ人を選ぶかなぁ･･･。

個人的にはもう少し味が濃いと良かったですね。
それでも十分挑戦している感は受け取れたので嬉しい一本ですね。

あー限定醸造なんですね。
夏場だけで良いから定番商品にならないかな～？


という夏場のビールでした。
次回は日本酒です。

大観 ひたち錦 純米大吟醸 火入れ

ここ最近ビールやチューハイばかりだったので日本酒は久しぶりな気がします。
今回は茨城県の森島酒造株式会社さんの　大観　ひたち錦　純米大吟醸　火入れ　です。
http://www.taikan.co.jp/





ふむ、ほどほどに薫りますね。
火入れ済みだそうなので本来のお酒よりも少し薫りが飛んでしまっているのかも。

では戴きます。
少しの甘みと薫りが顔を出しますがかなり柔らかめ。
ついで酸味も抜けるのですが、それを打ち消すような
辛味と苦さがドーンと主張してきます。

飲み干した後に少し刺刺しい苦さとえぐみが残ります。
個人的にはちょっと気になるレベルですね。

前回の天喜があまりにも引く様が素晴らしかったので余計気になるのかもしれません。

で、二日目
昨日あった甘みがかなり引いています。
逆に酸味がドドンと出ていますね。
ここまで変わると劣化と呼ばずに変化というべきでしょうか。
ちなみに相変わらず苦味はあります。
米（ひたち錦）の特性なんですかね～？