呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

Shooting Star 2018

2018-05-27 | お酒
夏酒といえば外せないこの一本。





山形県の冨士酒造株式会社さんの栄光冨士 Shooting Starです。
http://www.e-sakenom.com/

大変好きな酒造さんなのですが、勢いがありすぎて全てを追いかけると
1年中栄光冨士のお酒になってしまうんですね。
そんな訳で我慢しつつ狙いは夏酒のみに絞っています。
・・・森のくまさんは飲みたいんですけどね。


さて開封。
それほど広がりはしませんがしっかり甘い吟醸香がします。

ではいただきます。
栄光冨士感満載です。
一番強いのは酸味ですね。
それに負けない位の甘みが同時に広がります。
ほんの少しの麹っぽい香りと後味に辛味がありますが良いアクセントです。
夏が来たと感じさせますね。
まだ梅雨すら始まってませんが。

初日のおつまみは何度か出ている貝ひも。
比較的塩辛いおつまみがどうでるか。
と。こりゃ全然合わないです。
単体で飲んだときに感じた麹っぽい香りが強くなります。
このお酒の魅力である甘酸っぱさが完全に邪魔です。
ま、解っていましたけどね。


二日目
酸味は少し丸くなったかもしれません。
逆に苦味が目立つようになりましたね。
比較的消えるのが早いのであまり気にはなりません。

さて二日目のおつまみは海鮮丼。
コハダが入っていました。
コハダは美味しいですがどう処理しても若干の生臭さが出てしまう
気がするんですよね。高級な寿司屋だと違うのかな?
そのコハダの生臭さも日本酒ならキッチリ消してくれます。
ま、甘いお酒なのでそれ以上の効果は期待出来ませんけど。


甘酸っぱくフレッシュな感じに突っ走ったこのお酒は毎回飲んでも美味しいです。
ただある意味尖った方向性なので人によっては苦手なお酒になるかもしれません。
個人的には大満足の一本でした。

そういえば同酒造の夏酒の定番がありましたね。
『七』のつくあいつです。
こちらもシッカリ確保済み。間を空けて飲みますよ。
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純米中取り 黒牛 無濾過生原酒

2018-05-20 | お酒
前の徳島のお酒を買ったときに一緒に購入です。
ひゃっはー見た事の無いお酒だぜ~
と買ってからブログを見たら前に飲んでいました・・・。

ま、ちょっと違うから良いでしょう。
全く同じ銘柄のお酒でも製造年で味が違いますしね。

という訳で今回は和歌山県の株式会社名手酒造店さんの
純米中取り黒牛です。
http://www.kuroushi.com/



ちなみに無濾過生原酒です。



開封。
香りが無い。
うん?物凄く遠くに鼻の奥に抜けるような香りがありました。
これは酸味っぽいですね。

では戴きます。
最初の香り通り酸味がどかんと鼻に抜けます。
後口はほんのりの甘味とえぐみに近い苦さが残ります。
粘度が少々高いようで舌に残りますね。

結構鼻にツンとくる酸味なのですが先の黒牛を飲んで解っていたせいか
それほど嫌ではありません。むしろ個人的には全然ありです。
この酸っぱい香りはフルーティーとはちょっと違いますが
鼻から抜ける感じは大変心地よいものがあります。

前の黒牛の味をしっかりと覚えている訳ではないですが、なんとなく
暴れ気味という印象がありました。
今回のお酒も突飛な印象があるのですが計算して派手さを演出している感じ。
大人しくはないのに予定調和とでも言いましょうか枠に収まっています。
中取りだからかな?

初日のおつまみはチーズ入りかまぼこ
かまぼこじゃ勝てないですねぇ。
お酒が譲歩する気がないようです。


さて二日目。
甘味が強くなった感がありますが多分酸味が少し丸くなったのだと思います。
ただし一番強いのは変わらないですね。
酸っぱく、甘く、苦い。この割合が何というか悪くない。
苦いのはあまり得意ではないんですけどね。

二日目のおつまみは塩味のおかき。
米が原料同士なので悪くはないですが微妙。

それではとネギトロを投入。
うーむ。
一回目に飲んだ黒牛もそうでしたが食べ物と一緒に飲むとお酒が美味しい。
前もマグロの漬けでしたね。
つまみはあくまでも引き立て役なのでこれで良いのかな?


見知らぬ一本というつもりが飲んだことのある銘柄を選んでしまいましたが、
選んで良かったなというのが率直な感想。
強い酸味という特徴はあるものの変なクセはないので全然ありでしたね。
今回の中取りが特に美味しく感じたのでまた見つけたら買いたいです。
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三芳菊 純米吟醸 無濾過生原酒 限定品直汲み

2018-05-13 | お酒
全く買う気が無く酒屋に入ると珍しいお酒を見つけちゃうんですよね。
そんな訳で前々回徳島県のお酒を飲みたいと書いたら発見しましたよ。

徳島県の三芳酒造株式会社さんの三芳菊 純米吟醸 無濾過生原酒 限定品直汲みです。





開封
強くはないですが甘く濃い香りがします。
甘めのお酒かな?
色は結構黄色いですね。

では戴きます。
お、甘酸っぱい。
ほんのりと粘度があるのですがしつこく無くアッサリめ。
それでも存在感のある酸味と厭味の無い甘さが残る不思議な感じです。

甘酸っぱいのに鼻から香りを抜くと・・・残ってない。
香りが口の中だけで完結しています。
これは面白いお酒ですね。

香りの広がりが薄いのが残念ですが生酒らしい生酒です。
クセが少ないので好きなお酒です。

おつまみ投入。
ずっと嵌っている貝ひも。
うん。生臭さは消しますが甘味の主張が強くなりますね。
悪くは無いんですけど合ってるとも言えないかな。


二日目。
全体的にギュッと濃縮された感じはありますが方向性は変わりません。
相変わらず香りが口の中に広がるだけで鼻に抜けないです。

二日目のおつまみはカニカマ。
某青いコンビニ製の品ですがちょっと塩辛いですね。
その辛さ故にお酒の甘みが引き立ちます。
食い合わせは普通。


三芳菊さんのサイトは無いようですが検索すると八王子のお酒屋さんに
結構な種類が載ってました。
加枡屋さん
http://www1.ttcn.ne.jp/kamasuya/miyosikiku.htm

探している時は全く見つからないのに、適当な時に店をまわるとひょっこりあるんですね。
上記のURL先にあるモンスタースパークリング等アニメ絵がかかれている同酒造の四種がありました。

これらはもしかすると徳島で行われているアニメ系のイベント『マチ★アソビ』と
関連しているんでしょうかね?

個人的にこういう売り方は嫌いじゃありません。
ラベル買いをさせるというのも一種の販売方法ですからね。
ただ、アニメ絵が貼ってあればなんでも買うだろう という販売方法は嫌いです。
ラベルのアニメ絵はあくまでも購入の手がかりの一歩目であって、勝負は中身の
お酒であって欲しいです。

そんな危惧をしつつ三芳菊を飲んでみたのですが杞憂でしたね。
しっかりと美味しいお酒でした。

今回は東京のキチンとしたお店で買えましたので、仕入れるという点においては
問題の無いお酒だと思います。
比較的遭遇率の低い徳島県のお酒ですが味は十二分にしっかりしてます。
バイヤーの方々は徳島のお酒にも目を向けて欲しいですね。
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百十郎 純米吟醸 青波

2018-05-07 | お酒
今回の一本は岐阜県の株式会社林本店さんの百十郎 純米吟醸 青波です。
http://www.eiichi.co.jp/







今まで何度か日本酒のラベルに関して書いた事もありますが、
今回の百十郎も大変インパクトのある隈取のラベルです。

酒屋に同酒造のお酒が揃っているとなかなか壮観です。

開封。
吟醸香は無いですね。
例える物が無いのですがシャープな感じの香りが微かにします。

では頂きます。
口当たりはかなりサラリとしています。
で、酸味がかなり強く甘味はほぼ無いです。
結構な辛口のお酒です。

ラベルにはありませんでしたが、上記のURL先に日本酒度が載っておりました。
+8~+10となるほど辛口です。
個人的に苦味が薄いのは好感触。

今回はつまみに刺身を用意。
ふむ。
生臭さを消すのは日本酒の強みですが、今回のお酒は刺身を踏み台にのし上がる
感じ。米の旨みが出てきたようです。


製造月、爽やかな青いラベル、すっきりとした辛口とたぶん夏酒ですね。
久しぶりにはっきりとした辛口のお酒を飲んだ気がします。
甘く香る日本酒が好きですが、食べ物と一緒に飲むにはこういう一本があると良いですね。
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