呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

特別純米酒 越生梅林

2025-03-03 | お酒
今回は珍しい埼玉のお酒
特別純米酒 越生梅林 です。





また難読漢字ですね。『おごせばいりん』だそうです。
あー、越生というのは地名なんですね。
梅林も有名なのか。

越生梅林は埼玉県の有限会社 佐藤酒造店さんのお酒です。
https://www.satoshuzou.co.jp/


開封
おお!期待していなかった果実風の甘い
吟醸香があります。
色はガラスの酒器に注いでわずかに分かる
程度の黄色です。

では頂きます。
香りの通り甘いという程甘くないです。辛くも無いです。
酸味は殆ど無いに等しいレベル。
口に含んだ際に一瞬甘い香りと味が広がるのですが
瞬時に消え、後口にわずかな苦みが残ります。
甘さの中にほんのりと乳酸っぽさを感じますね。

上に書いたようにキレは良いですが極わずかに
粘度があり舌に残る感触があります。

味の傾向としては茨城県の浦里や水府自慢に似て
やわらかな甘みです。異なるのは今回のお酒の方が
やや苦みが強く味を締める感じがあります。
それでもとても弱い苦みでプリンのカラメルにも
及ばないレベルですので口当たりが良く飲みやすい
一本となっております。

変な主張もないのでとても良い塩梅。
途中で似た味を思い出しましたがたまに例に出す
『冷酒』とだけあるお酒の上位版といった感じ。
うちでいうと前に飲んだ白鶴 生貯蔵酒の上のクラス
https://blog.goo.ne.jp/narol/e/75e724d80b818e4f2217e9aba1f49b12

『冷酒』という奴は醸造アルコールを入れて香りを
引き出してる感がありますし、物によっては糖類も
入っていたり。また老香に近い所謂日本酒のマイナスな
匂いもあったりしますが、その辺りがすべて無く更に
味は上だよという所。

ただこの表現、捉える人によっては『凄く良い』と
『程度が一緒に近い』に分かれそうなんですよね。
自分としては『凄く良い』で、味の傾向は冷酒に近いけどね
というつもりなのですが。

ああ、比較?に出した白鶴の生貯蔵酒もコスパと
食事に合うという点ではかなり上位なので悪く言っている
つもりはないんですけどね。
あー難しい。


という事で比較的レアに感じる埼玉のお酒でした。
同じ埼玉のお酒では彩來がかなり甘酸っぱい傾向に
ありましたが、それ以外に飲んだSasanamiや神亀、
矢尾は結構な辛口傾向のお酒類でした。

そういう訳で勝手な先入観で今回のお酒も辛口では
と思いながら飲んでみましたが、ぎりぎり辛口に
入るかなという日本酒度+1くらいのお酒でした。

上にも書いた通りクセが無く食中酒にピッタリで、
値上げが増える昨今で四合瓶が1400円弱という
コストパフォーマンスも高いお酒です。
特別な日の一本というには少々弱めですが日常飲みで
このクラスの日本酒が常備されていたら最高ですね。

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