呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

雁木 純米無濾過生原酒

2024-11-24 | お酒
今回の一本はメジャー処の雁木です。
雁木 純米無濾過生原酒







頻繁にではありませんがある程度の区切りで
飲んでいたつもりですが7年も空いていました。

雁木は山口県の八百新酒造株式会社さんのお酒です。
https://yaoshin.co.jp/


開封
強くはありませんが吟醸香があります。
やや酸っぱめの甘酸っぱさと予想してみます。
色はガラスの酒器に注いでそこそこ分かる程度の
黄色です。

では頂きます。
おー、これは大変美味しい水です。
いや水ではないのですがとてもとても口当たりが
軽く飲みやすい。この辺はひやおろしの強みを存分に
味わえているのかもしれません。
例えは悪いですがちょっと良いレストランで出てくる
柑橘系の香りのついた水の最上位版といったところ。

味的には弱めの酸味が主体でそれに続くさらに弱い
甘み、後口にアクセントというよりは一応の存在を
示す程度の苦みがあるといった感じ。

濃く甘いや強く辛いというメリハリの効いたお酒好き
にはちょっと弱めに感じるかもしれませんが、味的には
トップレベルでとても良いお酒です。
この飲みやすさでアルコール度数17度ですが…恐ろしい。


さて二日目
酸味がそこそこ強くなっています。さすがに二日目は
水のようというには酸味が強すぎます。
それでも飲みやすさは然程変わりません。

二日目のおつまみは久しぶり?な〇らあげクン。
ねぎ油とショウガ味。やや辛めの味付けなので主張の
控えめな今回のお酒がどうなるか心配でしたが、思いの外
悪くなくお酒の甘みが強調されます。辛さは勿論残り
ますのでこちらは好みの分かれるところです。


気づけば長い間飲んでいなかった雁木でした。
傾向的には一番最初に飲んだ雁木が2015年でしたが
それに近いかもしれません(すでに記憶はありませんが)
とても美味しい一本です。

ただ人気銘柄なので美味しいのは当然だよね という
感想に落ち着く?当て嵌めてしまいそうになるのはダメ
ですね。9年経っても変わらず味のクオリティを保ち
続けているのはとても大変な事ですし。

その名に恥じないとても良い一本でした。
年末用に大吟醸があったら買ってみようかな。
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越の磯 別誂 純米吟醸五百万石無濾過原酒 五割磨き

2024-11-24 | お酒
今回の一本は越の磯
越の磯 別誂 純米吟醸五百万石無濾過原酒 五割磨き です。



越の磯は福井県の株式会社 越の磯さんのお酒です。
http://www.j-brewery.com/


開封
かなり濃いめの香りがします。フルーティーでは無いです。
やや甘めに感じますがどうでしょうか?
色はガラスの酒器に注いでかなりはっきりと分かる、
ほんのりオレンジがかった濃い黄色でやや濁っても見えます。

では頂きます。
おや、びっくり全く甘くない。
酸味主体で並走して負けないくらいの苦みのある
かなり本格的な辛口です。やや枯れた感じの木の
ような香りも鼻に抜けますが強くはありません。

近い風味を探して気づきました。
大分前に飲んだ千葉の木戸泉の古酒に近いです。
前の古酒を大分薄めて普通に飲みやすくした感じに似ています。
酸味、苦み、香りと個性が強いのですが主張はかなり
控えめ。見た目よりも全然飲みやすいお酒となっています。

初日のおつまみは某コンビニ製のタン塩焼き。
正直期待はしていませんでしたが臭みもなく、思ったより
全然柔らかく美味しいです。
そこに今回の辛口酒です。合わないわけがありません。
めちゃくちゃ美味しいです。ややお酒の苦みが前に出て
きますがこれはこれでいい感じですね。


という事で越の磯でした。
今回の一本はジャケット買いならぬラベル買い。なんだか
良さそうかもと買った品でした。
ちょっと癖はあるものの見た目よりも飲みやすく、辛口故に
つまみに合う一本でした。
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陸奥男山 クラシック ヌーヴォー

2024-11-17 | お酒
今回の一本は男山
陸奥男山 クラシック ヌーヴォーです。







同名の日本酒の銘柄は多いようでうちで飲んだ事が
あるのは山形県の山川光男を製造している蔵の一つが
男山を作っておりました。

今回の男山は青森県の八戸酒造さん製造の物。
八戸酒造さんといえば陸奥八仙と同じ酒造さんですね。

八戸酒造株式会社さん
https://mutsu8000.com/


開封
そこまで強くはありませんが華やかな香りがあります。
辛口かと思っておりましたが案外甘いのかも?
色はガラスの酒器に注いで結構はっきりと分かるくらいの
黄色です。

では頂きます。
ふむ。甘口、辛口のどちらかと言われれば若干辛口風。
お酒を口に含むとフレッシュ感のある酸味と開封時に
感じた香りが鼻に抜けます。
その後、お?甘いかも?と味を探るとわずかに甘くそして
そこそこの苦みが追ってきます。

鼻に抜ける香りが前にも例えた悪い表現のチューインガム風の
甘い感じの匂い。ですが悪いのは例えだけで香りは良いです。
辛口風ですが甘い感じの香りが良いですね。

辛口風と書きましたが辛口好きからすると大分甘いねという
感想に。甘口好きからするとこれは辛いに分類した方が
良いのでは?という感じの感想になりそうです。

初日のおつまみはお酒に合いそうで案外そうでもないカニカマ。
からしマヨネーズ和えです。
うーん。悪くは無いと思いますがお酒単体で飲んだ時と比べて
若干苦みが強調されます。好みが分かれる所かもしれません。


さて二日目
初日に飲みすぎてしまった為、あまり残っていません。
若干舌ざわりが丸くなり滑らかな感じに。やや辛口感が
増しましたがそれでも大分甘口よりです。


ここ数回は秋のお酒という事で濃い、薄いはありましたが
やはり角の取れた安定した味という感じでした。
今回の男山は時期的にしぼりたてかなという感じのとても
フレッシュ感の強い初々しいお酒でした。
上にやや辛口風と表現しましたが、飲んだ感想は甘い、
辛いよりもフレッシュさ全力押しという感じの美味しい
一本でした。

お酒のローテーションとでもいう感じのベテラン(ひやおろし)
からのしぼりたて(新人)という差はその時期ならではを
味わえるのでどちらも良いですね。
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七賢 純米生酒 風凛美山

2024-11-10 | お酒
今回の2本目は七賢。
七賢 純米生酒 風凛美山です。





七賢は山梨県の山梨銘醸株式会社さんのお酒です。
https://www.sake-shichiken.co.jp/

開封
香りは今回も大分薄いです。
僅かに酸味があるかな?という程度。
色はガラスの酒器に注いでそこそこ分かる
感じのある黄色です。

では頂きます。
ほー、ほうほう。
実は連続して前の二兎から飲んでいるのですが
傾向はかなり二兎に近いです。
若干麹っぽい香りがある所などそっくり。
それでも酸味は弱く、さらに苦みはもっと弱いです。


という事で気づけば1年半ぶり?の七賢でした。
色々な要因で物価が上昇していますので七賢も
それなりに価格が上がってしまいましたが、それでも
生酒界隈ではまだまだリーズナブルな部類な一本です。
今回の一本も価格以上の美味しさがあります。

お金を出せばいくらでも美味しい日本酒が買えるのは
当たり前です。そんな中で出来るだけお安く、懐が
そこまで痛まないように、それでいて美味しいお酒を
となった時に選べる一本です。
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二兎 純米 山田錦六十五 生

2024-11-10 | お酒
今回の一本はずいぶんと久しぶりの二兎
二兎 純米 山田錦六十五 生です。





二兎は愛知県の丸石醸造株式会社さんのお酒です。
https://014.co.jp/

開封
ふむ、今回もかなり香りは薄め。
とても遠くに米っぽい香りと酸味を彷彿
させる感じがあります。
色はガラスの酒器にそそいでギリギリ色が
あるかどうかというレベルです。

では頂きます。
結構酸味強めの酸っぱ甘さ。ですが前の
クラシック仙禽よりはまろやかで控えめ。
他に若干の麹風の香りとやんわりとした
苦みがあります。
前回の仙禽と比較するとやはり生酛は風味が
強いんだなーと実感します。

さて二日目なのですがメモする間も無く飲み
干しました。
若干酸味が増したかな?という気もしますが
飲みやすさは変わらないですね。
普通にグビグビ飲めるお酒です。


という事で大変久しぶりの二兎でした。
何か二兎を他のお酒と勘違いしていたようです。
とても辛口で苦いお酒と思い込んでおりました。
過去の記事を見てもそんな事は書いてないですね。
何と勘違いしてたんだろう?

そんな訳で久しぶりの二兎ですが、全体的な味の
傾向はやや辛口風。それでも辛口の中でいうと
大分甘めで主張が控えめなお酒です。
それでも風味が無い訳ではなく、酸味を主体に
甘み、苦みときっちりと存在感はありますので
とても良い塩梅なバランスの取れたお酒だと思います。

前回の二兎の感想をそのまま流用します。
強烈な個性こそありませんが安心して飲める一本でした。
勘違いしててごめんなさいなお酒で大変美味しかったです。
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クラシック仙禽 無垢 生酛

2024-11-04 | お酒
連休でしたので二本目
クラシック仙禽 無垢 生酛です。





仙禽は栃木県の株式会社せんきんさんのお酒です。
http://senkin.co.jp/


開封
かなり香りは薄め。
遠くに醸した感のある香りが酸っぱさを
纏っているようにも感じます。
色はガラスの酒器に注いでほんのりと分かる
程度の黄色です。

では頂きます。
お、かなり酸味強めの甘酸っぱさ。
フルーティーとはまた異なりますが飲みやすいです。
ちょっと酸味強めのグレープフルーツから香りを
抜いた風です。

飲みやすいというには少々酸味の強いお酒ですが
生酛である事を鑑みるととても上手くまとめてある
感じがします。荒々しさはあまりないですね。

で。
おつまみとか二日目とかもあったのですが、ちょっと
他の作業をしながら飲んでいたら無くなっていました。
ほんのり覚えているのは二日目はちょっと酸味が
強くなったねぇという程度。

かなり簡易版となってしまいましたがメジャー銘柄の
お酒でしたので流石の安定感といったところ。

美味しい銘柄は安心して購入出来る反面、ワクワク感
というか冒険しているという感じが薄くなってしまうのが
難点です。
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越乃景虎 純米酒

2024-11-04 | お酒
今回の一本は越乃景虎
越乃景虎 純米酒です。





越乃景虎は新潟県の諸橋酒造株式会社さんのお酒です。
http://www.morohashi-shuzo.co.jp/index.html


開封
ややアルコールっぽい香りとごくごくわずかに
米のような香りがあります。とても薄いです。
色はガラスの酒器に注いでそこそこ判別出来る位の
黄色です。

では頂きます。
若干クセのある『日本酒』や『清酒』とだけ書いてある
類の日本酒っぽい香りが鼻に抜けます。それでも弱め
なのでそこまで嫌味は無い感じ。

その後に米の風味を伴った旨味が口に広がるのでこの
辺りは安い日本酒とは全く異なります。

全体の味の傾向は一時期流行った新潟といえば淡麗辛口と
いう流れをしっかりと汲んだ辛口です。
それでも癖は少なくしっかりとした味わいがあるので
美味しいお酒ですね。

初日のおつまみはたまに食べたくなるシュウマイ。
酢醤油や素の醤油も好きですが個人的にウスターソースを
かけるのが好み。今回は普通にからし醤油です。
今回のお酒と合わせるととてもとても良い塩梅。
つまみが美味しくそれでいてお酒の旨さも残っています。
辛口の日本酒の本領発揮といったところです。


という事で今回の一本は景虎でした。
外飲みで何とか飲んでいましたが、買ったのは初めてかも?
正直なところ、よく飲む生酒と比較するとちょっと劣る気も
します。それでも単に日本酒と書いてあるお酒よりは断然
上ですし、変に尖った部分が無い分かなり良い感じに食中酒と
して活躍出来ます。


前に白鶴 生貯蔵酒の話を書きました。
https://blog.goo.ne.jp/narol/c/868c405c6597c7ab9fa7cd72619407da

値段の割に飲めるし、思いのほか良い感じで食中酒としては
優秀という感想でした。

今回の景虎はあれらの上位版ですね。
普通に美味しいし食事との相性は抜群。
では高級な日本酒か?と言われると…うーん。
お祝いとか記念日に飲むには弱いですが、週末の
自分へのご褒美的な感じには良いかもしれません。
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